高校駅伝女子

2020年12月14日 (月)

【全国高校駅伝】最強の布陣で王座奪還へ~女子・神村学園(鹿児島)~

過去最高のチーム


 

5年連続で「都大路」の舞台に立つ神村学園。おととし初優勝を果たしましたが、連覇を目指した去年は、仙台育英に19秒及ばず準優勝となりました。その悔しさを胸に練習を積み重ねたことし。11月に行われた鹿児島県の予選では出したタイムは1時間6分4秒。平成8年の全国高校駅伝で埼玉栄高校が樹立した高校記録を22秒上回りました。

 

kamimura_tr2.jpg

 

部員17人のうち13人が全国で戦うための目安としている3000メートルで9分30秒を切るなど、『最強の布陣』と言われることしのチーム。おととしの優勝メンバーだったキャプテンの中須瑠菜選手、黒川円佳選手、木之下沙椰選手を中心に、ケニア人留学生のシンシア・バイレ選手など力のある選手がそろい、有川監督もこれまでにない手応えを感じています。

<有川哲蔵 監督>

「選手たちが日々強くなっていく姿を身近で見られる喜びを感じています。32年指導してきて30年に1回、あるかないかだと思うんですよね。こんな子どもたちと一緒に戦えるということは。私のなかでは過去最高のチームです」

kamimura_arikawa2.jpg

仙台育英の気迫に負けた去年


 

神村学園は去年も優勝候補の筆頭と見られていました。しかし、各校のエースが集う1区で14位と出遅れ、トップでたすきをつないだ仙台育英に34秒の差をつけられました。誤算は何だったのか…。

 <有川哲蔵 監督>

「仙台育英のレースにかける意気込み、気迫に2年生のチームがうまく対応できなかったと感じました。1区は日本人選手どうしの戦いですので、彼女たちにしかわからないプレッシャーがあると思います」

 去年1区を走った木之下沙椰選手も「勝負する前に気持ちで負けてしまって、自分の力を発揮できずに終わってしまった」と振り返ります。

kamimura_kinoshita3.jpg

 【木之下沙椰選手(左)】

 

鍵を握る1区は誰に?


 

重要な1区(6キロ)の起用が予想されるのは、予選に出場した選手の中で、唯一の2年生の久保心優選手です。有川監督が去年の大会でも起用を考えていたという『秘密兵器』は、ことしになってメキメキと頭角を現し、3000メートルの自己ベストは9分06秒22。新戦力の登場は、チーム全体の底上げにつながりました。有川監督は、明言こそしないものの、1区を走る選手の条件として▼トラックで実績のある選手▼登りに適した走りができる選手と挙げています。ことしの大会も、優勝争いは、神村学園と仙台育英の一騎打ちとみられています。惜敗した去年の悔しさを晴らすためにも、見据えているのは優勝だけではなく記録です。

 

kamimura_arikawa1.jpg

 <有川哲蔵 監督>

「1区で出遅れないというのが一番の課題です。いま、1区をだれが走ってもいい状態まできているので、最後の調整をみて決めようと思っています。大会記録を破って優勝というのが目標です。県予選でも大会記録を上回るタイムを出しましたが、京都のコースで、再び上回るタイムを出して本当の力があると認めてもらいたい」

 <中須瑠菜 主将>

「去年は仙台育英の優勝を目の当たりにして、本当に悔しかったです。全員駅伝で優勝を勝ち取りたいと思います。最後の都大路を笑顔で終われるように、集大成として絶対に優勝したいです」。

kamimura_nakasu2.jpg  

連覇を逃した去年の悔しさを胸に、王座奪還なるか。最強の布陣で臨む神村学園の走りから目を離せません。


kagoshima_matsuo.jpg松尾誠悟記者 令和2年入局

鹿児島放送局

大学時代は関西学院大学のスポーツ新聞部で活動しました。

 

全国高校駅伝 特設サイト↓↓↓

ekiden2019-s.jpg

 

スポーツ

もっと見る