2023年12月14日 (木)
全国高校駅伝 取材記 倉敷男子(岡山)~初の連覇なるか~
大会新記録での優勝から1年
2時間1分10秒
去年、これまでの全国高校駅伝の大会記録を8秒更新し、4年ぶり3回目の優勝を果たした倉敷高校。
その優勝メンバーのうちの3人が、ことしのチームには残っています。
3区の区間記録を更新した留学生のサムエル・キバティ選手、
4区で区間賞を獲得した桑田駿介選手、そしてアンカーを務めた檜垣蒼選手です。
3人は、ことし3年生となりチームをけん引しています。
優勝メンバーがチームを引っ張る
桑田選手は、1年生のときから4区を任されていて都大路での経験を積んでいます。
ロードの力強さに加えて、トラックでも、国体の5000mで入賞するなど、大きな舞台を経験していることも強みです。
桑田駿介選手
「都大路本番に向けて、自分がやってやるぞという気持ちでいっぱいです。精一杯がんばりたい」
去年、フィニッシュテープを切った檜垣選手。
5000mの自己ベストは、13分55秒04。ことし10月に香川県で行われた記録会で出しました。
しなやかで軽やかなフォームで食らいつき、「きつくても粘る走り」で自己ベストを更新しています。
檜垣蒼選手
「去年と変わらず当たり前のことを当たり前にしてきました。試合では力を出せるようにがんばっていきたい」
そして留学生のサムエル選手。去年の大会では3区で区間新記録でトップに立ち、レースの流れを作りました。
この夏の高校総体、男子5000mでも、優勝も果たしています。
新しい監督のもと46年連続の出場をつかむ
去年の中心メンバーが残った倉敷高校、ことし春に大きな変化がありました。
過去3度、全国制覇に導いた新雅弘監督から、中元健二監督に引き継がれました。
中元監督は現在34歳。自身も倉敷高校出身で新雅弘前監督の教え子です。
8年間、新前監督の元でコーチとしてチームを指導してきました。
監督就任1年目の重圧のなか、岡山大会ではすべての区間で区間賞を獲得し優勝。
倉敷高校の連続出場記録を守りました。
中元健二監督
「(監督就任について)プレッシャーがないといったらウソになる。
前監督の新先生の流れを引き継ぎながらやっているので、大きく変えたということは特にない。
選手一人一人がいい状態でスタートラインに立てるようにサポートしていきたい」
倉敷高校 初の連覇へ
初めての連覇に向け、スピードを強化している倉敷高校。
取材に訪れた日は、1000メートルを3分ペースで走るインターバル走に取り組んでいました。
一つ一つのメニューを丁寧にこなし、都大路に向けて調整している姿が印象的でした。
野口兼生主将
「監督、コーチをはじめ、支えてくださった方々に感謝の気持ちをもち、感動と勇気を与えられるような走りをしたい」
(取材:岡山放送局 松本真季アナウンサー)
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