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2022年01月15日 (土)

全国女子駅伝~宮城・高校最強の仙台育英がけん引~

前回2位の宮城は、12月の全国高校駅伝を制した仙台育英の選手が中心のチーム。27年ぶりの優勝を明確な目標として掲げています。競技場に雪が残るなかで、中高生の合宿を取材しました。天候の影響で、練習スケジュールが少し変わることもあったということですが、調整は順調に進んでいます。

miyagi1.jpg特に期待が大きいのが仙台育英の“ダブルエース”と言われる米澤奈々香選手(3年)と杉森心音選手(2年)です。

米澤選手は高校駅伝の1区で序盤から飛び出し、2位に30秒差をつける圧巻の走りを見せました。この快走について、米澤選手は「高校駅伝のときはもっと攻めることができたと思っています。女子駅伝ではどの区間になっても攻めの走りをして優勝に貢献したいです」とさらなる高みを目指す決意を示しています。

2区で区間トップの記録を残した杉森選手も気合い十分で「年末の優勝から気持ちの切り替えもできています。女子駅伝はふだん戦えない大学生や社会人の選手と走るチャンスがあるので、自分がどこまでできるか楽しみです」と話しています。

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【米澤選手】 

 

miyagi3.jpg【杉森選手】

仙台育英の選手は今回の女子駅伝に8人がエントリーしています。本番で全員が走れるわけではありません。チーム内の競争も激しくなっています。

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そのなかで、強い気持ちで練習している選手がいました。高校駅伝で惜しくも5人のメンバーに入ることができなかった壁谷衿奈選手(1年)です。年末年始の練習もモチベーション高く取り組んだという壁谷選手は「いま1番調子がいいです。高校駅伝に出られなかった悔しさがあるから、それをバネにいい練習ができました。もし出場できたら、チームに貢献する走りをして、指導してくれる方々や家族に感謝の気持ちを届けたいです」と話してくれました。

 

※壁谷選手は6区にエントリーされました。

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【写真 壁谷選手】

 

激しい競争の中でもチームワークは抜群という宮城。佐藤広樹監督「雰囲気がすごく明るい。合宿でもお互いが自発的にコミュニケーションをとれている。中学生や一般にも力のある選手がそろった。こういう年はなかなかない。優勝を狙っていく」と意気込みます。

 

miyagi6.jpg【佐藤監督】

 

戦力充実の宮城チーム。高校駅伝優勝の勢いを女子駅伝につなげます。

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(取材:横山哲也アナウンサー・ラジオ実況担当)

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