スポーツ

2020年12月18日 (金)

【全国高校駅伝】伝説のランナー小林祐梨子さんが語る 大会の見どころ

陸上女子5000メートルで、オリンピックや世界選手権に出場した小林祐梨子さん
全国高校駅伝でも、2006年の大会で、驚異の20人抜きを成し遂げ、3年連続で区間トップの記録をマークするなど、伝説的な活躍をしました。

コロナ禍で行われることしの大会、その小林さんに見どころを聞きました

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優勝争いはどうなる?


小林さんに優勝チームを予想してもらったところ、返ってきたのは・・・。
「男女ともに予想しがたいというのが正直な感想です」
という答えでした。

新型コロナウイルスの影響で、全国高校総体や国体など、高校生が出場する主要な大会に加えて、各地の記録会も開催中止、チームや選手の実力を測りかねていました。

 

2年連続で男女そろって・・・


そんな中でも小林さんが最も注目するのは、仙台育英(宮城)が、去年に続いて、男女そろっての優勝を成し遂げるかどうかです。

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特に男子は、去年の優勝メンバーが4人残り、5000メートルを14分余りで走る実力のある選手も6人と盤石の布陣です。

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一方、女子は留学生が体調不良でエントリーを見送り、去年1区で区間トップの記録を出した小海遥選手がけがで調整が遅れるなど不安要素があります。
それでも宮城県の予選会は、去年を上回る記録を出しました。

小林祐梨子さん
「連覇が難しいと言われている中で、男女そろっての連覇は過去に例がない。その至難の業を成し遂げようとする男女の仙台育英がどのような走りをするかが全体の注目ポイントです。」

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ライバルに勢い


女子で最大のライバルとなるのが神村学園(鹿児島)です。
2年生中心に臨んだ去年は、仙台育英に19秒及ばず準優勝でした。
そのときのメンバーが全員残り、4人が3000メートルを9分余りと戦力が充実。

予選会では、1996年に埼玉栄がマークした全国高校駅伝の大会記録を上回るタイムで都大路の切符をつかみました。

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小林祐梨子さん
「神村学園は去年準優勝で、メンバーは全員2年生だったんです。彼女たちが3年生になり、エースがいないというぐらいエース級の選手がそろっているんです。けがもなくここまで順調に来ているので、今回は優勝が見えているなというのが正直な感想ですね。」

 

関西勢は食い下がれるか


小林さんは、高校時代、兵庫の須磨学園で活躍しました。

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地元、関西勢がこの2チームにどこまで食い下がることができるか尋ねると、優勝経験のある関西の3校にもチャンスがあると答えが返ってきました。
その3校とは、立命館宇治(京都)大阪薫英女学院、そして出身校の須磨学園です。
その可能性について、小林さんは「仙台育英と神村学園の2校は過去に例のないぐらいのハイレベルな争い。関西の3校は1区からいい位置でたすきをつなげばおもしろい展開になる」とポイントを話しました。

 

男子の2番手は混戦模様


一方、男子について、仙台育英に続くチームを挙げてもらったところ、佐久長聖(長野)洛南(京都)世羅(広島)倉敷(岡山)と次々と名前が挙がってきました。

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このうち佐久長聖は、出場が予想される7人の5000メートルの平均タイムが出場校中トップで、小林さんは「侮れないチーム。県の予選会で大迫傑選手などがいた世代のタイムを更新していて勢いがある」と分析します。

さらに注目している選手として挙げたのが、東農大二高(群馬)で1区が予想される石田洸介選手です。ことし5000メートルの日本高校記録を更新しています。

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「スタート直後から目まぐるしい展開が起こることが予想される。いかに1区から出遅れないか。1人それぞれ1秒ロスすると7秒のロスになる。それが順位を大きく分けるので、ミスは許されない」とレース展開の鍵を握ると話していました。

 

走る喜びを感じてほしい


最後に小林さんは選手たちにエールを送りました。

「全国高校駅伝、都大路は夢の舞台。ことしは大変な状況の中で陸上と向き合う時間が増えたと話す選手が多く、まず大会があることのうれしさや力を出す喜びを感じ、例年とは違う思いでスタートラインにつく選手が多いと思う。これまで力を発揮する場がなくても、いい練習を積めてきていると思うので、守りに入らず、攻めの姿勢でたすきをつないでほしい」

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伝説のランナーも異例の1年の最後に待っていた全国の舞台で、高校生ランナーがどんな成果を見せるのか、楽しみにしています。

 

imamura_writer.jpg取材 今村亜由美記者 平成21年入局

大阪放送局報道部スポーツに所属し、高校野球や陸上競技を取材。
東京五輪に内定した田中希実選手も担当。

 

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