スポーツ

2020年12月14日 (月)

全国高校駅伝 恩師への感謝を胸に挑む 大阪男子/大阪高校(3年ぶり3回目出場)

3年ぶり3回目出場大阪高校が大切にしているのは『自主自立』の精神です。
この精神を持ち込んだのが、中島道雄さん(73)
京都の洛南高校をおよそ40年にわたって指導し、全国大会の常連に育て上げた駅伝界の名将です。

MenEkiden201211_1.jpg大阪高校は、7年前に、洛南高校を退職した中島さんを陸上部の強化のため、アドバイザーに迎え入れました。
ミーティングで選手にかけていたことばが印象的でした。

<中島道雄さん>
「言われたことしかできない。言われないとできない、自分で強くなるためにはどうするんだと。そういうことを考えないといけない。楽して人間は育たない。」

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中島さんの思いは練習に色濃く表れています。
メニューこそ決められていますが、どう取り組むかは、それぞれの選手に任せられています
例えば、40分間走では、走る距離やペースについての具体的な指示はありません。選手一人一人が自分自身の課題と向き合いながら、スパートのタイミングなどを決めています。
ことしは多くの学校が新型コロナウイルスの影響を受けるなか、大阪高校では、培ってきた『自主自立』の精神が強みになりました。
およそ2か月、全体練習ができなかったときも、選手たちは、毎日、自分自身で考えた練習に取り組み、グループチャットで報告するなどして高めあってきました。

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こうしたなか、タイムを伸ばす選手が次々と出てきました。
全国大会を戦ううえで、最低限求められる5000メートルを14分台で走る選手が7人から14人と倍増し、チーム内の競争につながりました。

<川辺律夢(りずむ)主将>
「先生たちからの指導を受けられないというのはかなりのダメージだったが、その分自分たちだけで練習をして強くなっていくという気持ちがみんな強くなった。」

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中島さんも選手たちの成長を肌で感じています。

<中島道雄さん>
「力のない子が来ても、このようなものの考え方をして努力をすれば、それなりの選手になっていくということは自分自身も勉強になった。彼らには高校でも花を咲かせてもらいたいんですけど、大学に行ったときとか社会に出たときにもっと大きな花を咲かせてもらいたい。」

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大阪高校の選手たちには共通の思いがあります。
実は、中島さんが家庭の事情から今年度でアドバイザーから退くことになったのです。
自分たちを成長させてくれた考え方を植え付けてくれた恩師に恩返しをしたいという思いで都大路に臨みます

<川辺律夢主将>
「中島先生の指導で競技力だけでなく人間力もより一層高めることができたと思うので 最後は全国を制覇して中島先生が快く引退できるように全力を尽くしたいと思う。」

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fukushima_writer3.jpg福島康児記者(平成27年入局)

名古屋局で中日ドラゴンズなどを担当し、この夏、大阪局報道部スポーツに異動。
高校時代は野球に打ち込む。
今回の取材では、名将、中島さんのことばに、当時の熱い思いが呼び起こされたと語る。

 

全国高校駅伝 特設サイト↓↓↓

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