スポーツ

2017年03月17日 (金)

甲子園に新たな風 女子マネージャーが練習に参加

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センバツ高校野球の開幕を前に、出場校が30分間、甲子園球場で練習を行う「甲子園練習」。

今大会から練習の規定が見直され、マネージャーなどの女子部員も条件付きで参加できるようになりました。

解禁後初めて女子部員が練習に参加した岩手の不来方高校の練習では、外野ノックのボール渡しを行う女子マネージャーに多くのカメラが向けられ、選手以上に注目を集めました。

 

出場校32校のうち、女子マネージャーが参加したのは、7校。

「甲子園はマネージャーにとっても夢の舞台なのでうれしかった」、「マネージャーが力になっていることを評価してもらってうれしい」。

練習後の取材で、参加した女子マネージャーがみんな、とても充実した表情で答えてくれたのが印象的でした。

選手にとってはもちろん、女子マネージャーにとっても、甲子園はあこがれの舞台で特別な場所なのだと改めて感じました。

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少子化が進み、選手の少ない高校が増えている中、少人数のチームでは、ふだんから女子マネージャーがノックのボール渡しやピッチングマシンのボール入れを行うなどして練習を支えていて、チームに欠かせない存在になっています。

今や貴重な戦力となっている女子部員が甲子園では練習に参加できなかったということは時代の流れに反しているといえます。

これまでの女子マネージャーもきっと心のどこかで寂しい思いを感じていたのではないでしょうか。

 

練習参加が認められるようになったとはいえ、その範囲は、ファウルゾーンの人工芝部分からの外野ノックのボール渡しや、防球ネットを設置したベンチ前での用具整理など、まだまだ限定的です。

高野連=日本高校野球連盟の竹中雅彦事務局長は「しばらく様子を見た上で、今後、活動の範囲を広められるような対策も考えていかないといけない」と話し、安全対策を最優先に、女子部員が参加できる練習の範囲を広げることができないか協議する必要性を示しました。

 

最初の一歩を踏み出したばかりの女子部員の練習参加。

今後、どのように道が開けていくのか。

今回、練習に参加した女子マネージャーのことばを胸に、取材を続けていきたいと思います。

 

(センバツ取材班・吉本有里)

第89回選抜高校野球大会HP

http://www.nhk.or.jp/koushien/