「写真：P-TALK」

アメリカンフットボールの大学日本一を決める甲子園ボウルで、関西学院大学が早稲田大学を破り２年連続、３０回目の優勝を果たしました。鳥内さんは、今季限りで監督退任を表明しています。２８年の監督生活を振り返りながらお話しを伺いました。

大学のアメフトでは、関西リーグ上位３チームが全国大会に出場します。まず関東や東北などの東日本、九州、中国、関西の西日本に分かれ、トーナメント戦でそれぞれの代表を決めます。勝ち上がったチームが東日本代表、西日本代表として、甲子園ボウルで学生日本一をかけて戦います。

今季、関西学院は関西リーグで立命館に敗れ２位に終わりましたが、西日本代表を決める立命館との対戦では快勝しました。鳥内監督は、関西リーグでは隙があったが西日本決定戦では、最高のプレーができたと話しています。鳥内監督は、選手個人が自分で決めた目標を、やりきることが何よりも大事だと言います。高い目標を立てたことで、甲子園ボウルも制することができたそうです。

                                                                                                                                                             「写真：P-TALK」

鳥内監督自身も大学時代は関西学院大学アメリカンフットボール部のレギュラーとして活躍しました。甲子園ボウルにも出場しましたが、在学中は日本大学が非常に強くて日本一にはなれませんでした。大学卒業後はアメリカに留学、帰国後コーチとして大学に戻ります。３３歳で監督に就任して今年で２８年になります。指導で一貫しているのが、選手の人間力を高めること。そのため部員一人一人に「どんな男になるんや」と問いかけます。自分に何ができるかを自分で決める。それができてこそアメフトは楽しい。監督は一緒に考え、正しいか、できているかをチェックするだけ。主役は選手だと言います。

新年１月３日は、社会人日本一の富士通と、ライスボウルで対戦します。鳥内監督は、前回は負けたが今回はラストワンプレーで勝てるように食らいついていきたいと、話しています。

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