旬の人・時の人

2019年12月11日 (水)

落語家 桂 華紋さん

 

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桂華紋さんは、大阪出身の32歳。師匠の桂文華さんに入門して9年の若手落語家です。
華紋さんは、先日行われたNHK新人落語大賞で、見事優勝を果たしました。121人の東西の若手落語家が挑戦し、決勝には6人が進みました。
決勝で演じたネタは、「ふぐ鍋」。美味しそうなふぐ鍋を前に、二人の男が、食べたいけれどあたるかもしれないという不安から、相手に先に食べさせようとするやりとりが面白い噺です。審査員の桂文珍さんは「表情が豊か。お客に笑いが届くのを待てる間ができている」と評しました。
優勝を師匠に報告すると「一番値打ちのある賞や」と喜んでくれたそうです。

 

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華紋さんは、関西学院大学入学と同時に、落語研究会に入ります。2年連続で大学落語選手権で、決勝に進みましたが、落語家になろうとは思っていなかったそうです。3年になり大手金融会社に内定をもらいましたが、入社してから定年までのキャリアプランをもらった時、これでいいのか迷いが生じたそうです。そんな時、繁昌亭で文華師匠の落語を聴きました。やっぱり落語がしたい。弟子入りを決意します。
華紋さんが、演じるうえで大事にしていることは、細部にこだわり想像を膨らませることです。そのためには、お客さんが、頭の中で、場面や情景を描きやすいように丁寧に演じることが何よりも重要だといいます。
華紋さんは、受賞を機に、人生経験を積みもっと成長していきたいと話しています。これからの高座を楽しみにしたいと思います。

 

 

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