旬の人・時の人

2019年08月14日 (水)

神戸アイセンター病院院長 栗本 康夫さん

 

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 栗本さんは、iPS細胞(人工多能性幹細胞)を使って、世界初の網膜移植手術を執刀した眼科医です。現在も数例、同様の手術を行うなど、大変多忙な日々が続いている栗本さんですが、実はピアニストとしても大きな注目を集めています。
 今年6月にアメリカのボストンで「第10回ボストン国際ピアノコンペティション」が開催されました。各国から50人余りが参加した国際コンクールで、栗本さんは見事優勝を果たしました。演奏したのはショパンのマズルカやリストの「ダンテを読んで~ソナタ風幻想曲」など。審査員からは「音楽への向かい方が真摯でピュア」「心に訴えてくる演奏」など高い評価を受けました。

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 栗本さんとピアノの出会いは5歳の時。一度はやめたそうですが、小学6年で再開しました。ショパンやベートーベンを弾きたくて、いつもピアノに向かっていたそうです。
高校生になり、プロのピアニストになるか医学部に進むかで悩みましたが、京都大学医学部に進学しました。大学院卒業後は、病院勤務や研究に忙殺される日々が続き、ピアノから離れました。
 40歳を過ぎアメリカのハーバード大学の研究員になったことが、もう一度ピアノを弾こうというきっかけになったそうです。時間に余裕ができピアノへの想いがよみがえったそうです。電子ピアノを買って練習を再開しました。
   眼科医として超多忙な日々の中、いつ練習しているのか伺うと、毎朝5時前には起きておよそ1時間集中して弾いているそうです。来年は神戸アイセンター病院の2階にあるビジョンパークで、チャリティ演奏会も予定しています。演奏が患者さんたちへの励ましになればと言う栗本さん、ピアノは生涯続けたいと話しています。

 

 

 

 

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