旬の人・時の人

2019年04月19日 (金)

台本作家 中村 進さん

 

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   大阪のお笑いを代表する吉本新喜劇が、今年60周年を迎えました。数多くの個性的な喜劇役者が舞台を盛り上げてきた新喜劇は、昭和34年に「吉本ヴァラエティ」としてスタートしました。昭和から平成にかけて、台本を書いてこられて作家の中村進さんにお話を伺いました。

   中村さんは京都生まれ大阪育ちの77歳。50年以上新喜劇にかかわり、台本の数は2000本を越えます。大学卒業を控えた昭和40年頃、台本作家を夢見て吉本興業に面接に行くと、いきなり「明日から裏方に入れ」のひと言で、舞台進行をすることになりました。緞帳の開け閉め、照明、タイムキープなどあらゆることをさせられます。「台本を書きたかったらまず舞台を知れ」という指導法だったそうです。

 1年ほど経った時、作家の一人がけがをしたため、急遽書かせてもらうことになりました。それが認められ本格的に台本作家としてスタートします。当時は大阪と京都の劇場で一日3公演、テレビ中継もあり、ネタを探すのが大変だったそうです。役者さんたちが楽屋で話す面白おかしい噂話をもとに、物語を膨らませることもあったそうです。
 台本は舞台で受ければOKでしたが、受けなかったら翌日の公演まで徹夜で書き直さなければなりません。当時の大スター、花紀 京さんや岡 八郎さんを感心させたい一心で何度も書き直したそうです。

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 ところで、新喜劇でお決まりの役者さんたちのギャグ、これも台本に書き込んでいたのか伺うと、ギャグは役者のアドリブなどで生まれ、笑いがとれれば、役者自身がどんどん磨きをかけて膨らませていったそうです。ただギャグで芝居から外れていっても、最後に芝居に戻れる台本が、いい台本だと役者も中村さんも考えていました。
 中村さんは今も台本を書き続けています。昭和、平成を経て、令和の時代の吉本新喜劇はどんな笑いを届けてくれるのでしょうか。

 

 

 

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