旬の人・時の人

2019年04月04日 (木)

浪曲師 真山 隼人さん

 

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大阪の若手浪曲師、真山 隼人(24)さんは、先日、文化庁芸術祭新人賞を受賞しました。

新人賞は去年11月の独演会に対して贈られました。受賞理由には「自作新作、発掘した古典、受け継いだ古典を真摯な姿勢で熱演。その芸は発展途上ではあるものの、大いに将来性が感じられた」とあります。独演会では、初めて自作した滑稽話から古典まで、幅広い演目に挑戦したということです。

番組では実演も交えながら、浪曲への想いを伺いました。

 

真山さんが、小学生のころから大好きだったのがラジオ深夜便。番組の中で浪曲が紹介されていたのが、初めての出会いだそうです。感動した真山さんは舞台に通うようになり、中学を卒業すると入門しプロを目指すことになりました。

 

浪曲は、物語を啖呵(セリフ)と節(メロディ)で語ることで、物語をより立体的に聞かせます。いわば「ひとりミュージカル」とも言えるそうです。具体的なシーンで解説していただきました。設定は、駅で急にトイレに行きたくなったサラリーマンの心情です。トイレに行きたいのに電車に乗らなければならない、どうしようという気持ちを浪曲で語ると、切羽詰まった状況と駅の改札口の様子、右往左往するサラリーマンの姿が真山さんの語りから見事に立ちのぼってきました。三味線と語りだけで、リアルな光景が見えるようでした。

 

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真山さんの浪曲の脇で三味線を弾くのは、曲師の沢村さくらさんです。三味線は、合いの手を入れてストーリーにめりはりをつけたり、物語を盛り上げるなど、浪曲の中で重要な役目を果たしています。真山さんの才能に惚れ込み、ほぼ全ての口演で三味線を弾いています。

 

捨て子だった男が育ての親の仇を討つという物語「観音丹次」の一部を聞かせていただきました。主人公の怒りや悲しみが三味線と真山さんの語りで切々と伝わってきました。

 

さくらさんは、のびやかな声も浪曲に向いているし、何よりも浪曲への情熱を感じる。できるかぎり力になっていきたいと言います。

 

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真山さんは、人間の感情の機微を、細やかに、わかりやすく演じたい。幼いころ浪曲に出会った時の自分が感動したように、これからも人の心に染みる浪曲を極めていきたいということです。

 

 

 

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