旬の人・時の人

2019年01月10日 (木)

落語家 笑福亭 喬介さん

 

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去年12月に、咲くやこの花賞が発表されました。この賞は、大阪市が、将来の大阪の文化を担う個人や団体に対し贈るもので、美術や音楽など5部門から選ばれます。笑福亭 喬介さんは、大衆芸能部門で選ばれました。過去には、桂文珍さんや漫才の宮川大助・花子さんも受賞しています。贈呈理由には、「古典落語を中心に、師匠ゆずりの明るく軽快な話芸で笑いを誘う。茶目っ気のある独特の雰囲気は、彼ならではで、落語のほのぼのとした庶民のくらしを見事に映し出す」とあります。

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喬介さんは、近畿大学に入学したときの新入生勧誘イベントで、初めて落語を観たそうです。
それまで落語には興味がなかったそうですが、先輩が演じる「二人癖」の面白さに衝撃を受け「落語講談研究会」に入りました。その先輩は、講談師の旭堂南龍さん。襲名の時に、「関西ラジオワイド」にもご出演いただきました。あの時の出会いがなかったら落語家にはなっていなかったと喬介さんは言います。
師匠の7代目笑福亭松喬さんには、厳しく仕込まれました。師匠の身の回りに気を配り次に師匠が何を求めているのかを考えて行動しないと叱られます。「気が利かん、破門や」と言われたのは記憶にあるだけで10回はあるとのこと。その度に先輩や師匠の奥さんが助けてくれました。気配りができない、気が利かんでは、お客さんを笑わすことができないという師匠の教えは、ありがたかったそうです。
喬介さんは、「牛ほめ」の喜六のような「あほ」を演じるのが得意。「あほ」を演じるのは難しいといわれるけど、とぼけた味わいや無邪気さ、純粋さを気負いなく演じていくのが理想だそうです。
一方、まだ演じたことがないのが「酔っ払い」。大ネタと言われる噺には、酔っ払いが大事な役割として登場します。芸の幅を広げるためにこれから是非挑戦していきたいということです。

 

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