旬の人・時の人

2018年12月13日 (木)

美術家 森村 泰昌さん

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 ゴッホの自画像、ダ・ビンチのモナ・リザなど、名画の登場人物になりきって写真を撮影するポートレート作品で知られる美術家の森村泰昌さんが、大阪市住之江区北加賀屋に、個人美術館「モリムラ@ミュージアム」を開設しました。この地域では、地元の不動産会社が芸術文化の支援を行うなど、アートを生かした街づくりが進んでおり、以前は木工所だった建物が森村さんの美術館に生まれ変わりました。

 

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 代表作の一つです。多くの人が知っている「肖像(ゴッホ)」のようですが、よく見ると顔は森村さんですね。どうやって完成させていったのでしょうか。衣装や背景を準備し顔には絵の具を塗りゴッホの顔に仕上げて撮影しても、なかなか原画のタッチが表現できなかったそうです。試行錯誤の末に、衣服や帽子は粘土で作り、顔には舞台演劇で使うドーランを塗り固めて撮影しました。苦労したのは帽子で、原画では使い込まれて毛がいくつもの束になりトゲのように見えます。この表現に苦労したそうですが、釘を使ってみてようやくうまくいったそうです。

 作品を完成させてみて、この絵を描いていたゴッホの気持ちが分かった気がした。自分の耳を切り落としたゴッホの気持ちや絶望感を、体で感じることができた。ただ作品を鑑賞するだけでは分からなかったと、森村さんは言います。

 

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 記念展では、この他ボッティチェリの「ヴィーナスの誕生」に倣った「男の誕生」やマネの肖像画彫刻家ロダンのブロンズ像に扮したセルフポートレート作品、およそ30点が展示されています。

 森村さんは、今、来館した人にも絵画の中の人物になりきってもらおうという企画を進めています。つまりお客さん自身が衣装を着てメイクを施し絵画空間に入り込んでもらおうというものです。フェルメールの絵画の人物になりきることで、何を感じることができるのでしょうか?個人美術館ならではのユニークな取り組み、来年の春に始めようと計画が進んでいるそうです。

 

 

 

 

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