旬の人・時の人

2018年10月23日 (火)

「旬の人・時の人」 講談師 旭堂南青(きょくどう なんせい)さん

 

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 旭堂南青さんは、大阪出身の38歳。講談師になって15年目の今年、上方講談の名跡“南龍”を襲名します。南龍は明治期に大阪で活躍した「藤井南龍」にちなむ名前です。当時街のあちこちには、講釈場があり、講談師はアイドル並みの人気があったそうです。戦後は衰退しましたが、徐々に復活し、今上方では36名の講談師が活躍しています。
 南青さんは、子供の頃から芸事にあこがれていましたが、寄席通いをしていた大学生の時、師匠の旭堂南左衛門さんの講談の、迫力ある描写に衝撃を受け講談師への道を決意しました。入門のお願いをしたとき、師匠から「君は酒が飲めるか」と聞かれ「はい」と即答すると、その場で入門を許されました。師匠はぐいぐいと客を引っ張る情熱的な芸ですが、南青さんには、「見た目もさわやかだから、かっこいい芸をしなさい」と言われたそうです。
 南青さんは、歴史物の他に、近畿大学のマグロ誕生秘話を語る「近代マグロ物語」やボクシングの「具志堅用高物語」等の新作も手掛けており、小中学校でも講談を披露するなど、講談の魅力を子供たちに伝えています。
 今回の襲名を機に真打に昇進することになり、これまで以上に上方講談を盛り上げていきたいという南青さんの活躍に期待が集まっています。

 

 

 

 

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