浄土真宗を開いた親鸞にまつわる国宝や重要文化財などを集めた特別展「親鸞―生涯と名宝」が、京都で開催されています。これは親鸞生誕850年を記念したもので、約180件の彫像や書物などが紹介されています。親鸞自身が仏の教えを解釈してまとめた「教行信証（きょうぎょうしんしょう）」は、何度も書き直しが行われた痕跡から、親鸞が晩年まで模索を続けていたことがわかる貴重なものです。ほかにも、親鸞直筆の手紙や仏像なども展示され、90歳の生涯をたどる内容になっています。展覧会を担当する上杉さんは「“どんな人も等しく救われる、ありのままに生きていい“という思想は、現代の人にも通じるものがある。展示を通じて多くの人に親鸞の生涯に触れてほしい」といいます。4月7日(金)の「関西 時の人」です。

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