2019年02月22日 (金)
滋賀県・高島市 (今津・ザゼンソウ群生地)
2月21日のあの街この街は滋賀県高島市へお邪魔しました。
琵琶湖の北西部、雪の多い高島市に春の訪れを告げるザゼンソウは、1月中旬から3月下旬まで花を咲かせます。
雪の上に顔を出している姿が僧侶が紫の袈裟を着て座禅を組んでいるように見えることからこんな名前が付きました。
今年は雪が殆ど降らなかったので雪とのコラボレーションは見られませんが湿地の中に静に佇むザゼンソウも趣きがあります。
ザゼンソウは多年草なので4月になると花は終わりますが次のシーズンが来るとまた同じ株が花を咲かせます。20年ほど生きるそうで徐々に大きくなるため、高さ30センチくらいになるものもあります。
今津のザゼンソウが見られるのは住宅地の中に残された竹林の中。世話をしているのは地元の自治会の皆さんです。
夏になると伸び放題になる竹を虫やマムシと戦いながら整備したり、シーズン中はガイドをしたり、一年中ザゼンソウを見守っています。今津ざぜん草の里事務局長の川崎功さんは「ザゼンソウの生態の不思議さ、面白さを沢山の方に知って欲しい」と話していました。
見学は自由ですが柵の中に立ち入らないなどマナーを守って鑑賞して下さい。
3月10日までの土日は群生地の脇にある集会所を休憩所として開放していて、地域の方が手作りの軽食を用意しています。
時間は午前10時から午後3時まで。ガイドも受けることができます。
ザゼンソウの群生地へはJR湖西線近江今津からバスで7分。
ざぜん草前下車すぐです。
インターネットでも放送と同時に番組を聞けます。