あの街この街

2019年02月08日 (金)

兵庫県たつの市 「町ぢゅう美術館」

関西各地の街の魅力をお伝えする「関西あの街この街」のコーナー。

今回は、兵庫県たつの市を訪ねました。

市内の中央に位置する龍野地域は、龍野藩・五万三千石の城下町として栄え、今でも武家屋敷や、醤油蔵、白壁の土蔵など、「播磨の小京都」と呼ばれる町並みを散策する事ができます。国の重要伝統的建造物群保存地区の指定を目指しているということで、景観を損なわない工夫が色々と施されています。

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この歴史的な町並みを舞台に、毎年2月に行なわれているのが「町ぢゅう美術館」という催しです。その名の通り、街に点在するお屋敷や古民家、お寺や公園など約30ヶ所の施設に、様々なアート作品が展示されます。
街のアーティストの作品のほか、高校生が制作した作品が約1000点飾られます。
企画から運営まで、兵庫県立 龍野北高等学校の総合デザイン科の生徒が担当するという催しで、今年で17回目を迎えます。

お邪魔したのはイベント前日。

1年生から3年生まで約110人が、2日前から各会場に作品を運び込み、すでに本番を迎える準備が整っていました。絵画やデッサン、木工、陶芸、地場産業の皮革を使った洋服など、平面から立体の様々な作品があります。

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常照寺には、妖怪をモチーフにした絵画や、現代的なタッチで描かれた曼荼羅のような絵画、著名人の顔をデフォルメして描いたパネル、自分達で考案したワンルームマンションの設計図面や、内装の模型などが飾られていました。
龍野北高等学校 総合デザイン科では、卒業までの3年間で大小併せて100以上の作品を作ります。放課後や自宅でも制作をして、時には徹夜の作業になることもあるそうですよ。
町ぢゅう美術館 運営委員長で、総合デザイン科3年の中山 ほのかさんは、「町全体を美術館にするということで、歴史ある街並みの中で、町の人達の暖かさも感じられると思います。ぜひ多くの方々に見てもらいたい」と話していました。

 

「町ぢゅう美術館」は、2019年2月8日(金)~10日(日)までの3日間、たつの市龍野地区で行われます。

 

 

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