あの街この街

2018年12月28日 (金)

京都府 亀岡市 

 

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今年最後のあの街この街(12月27日放送)は、京都府亀岡市を訪ねました。
ご紹介したのは特産の京野菜、聖護院かぶです。
京漬物の代表とも言える「千枚漬け」の材料として使われているかぶらです。

 まず驚くのがその大きさです。

少し平べったいですが、重さや大きさはまるでボーリングの球のよう!
大きなもので直径が20センチ以上、重さは約2.5キロくらいありました。
もともと享保年間に、京都市左京区聖護院の農家が、近江の堅田から近江かぶの種を持ち帰り、改良が加えられて誕生したという聖護院かぶ。

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お邪魔した亀岡市の篠地区では、戦後間もなく生産が始まり、朝晩の寒暖差が大きいことや、盆地特有の霧など、気候風土に合っているということで生産が盛んになりました。
今の時期に京都で生産されている千枚漬けのほとんどが、この地域の聖護院かぶを使っているそうです。
JA京都 かぶら部会 部会長の牧野 吉明(まきの よしあき)さんは「ずっしりと重いかぶを中腰で収穫するのは大変ですが、子供を育てるように大切に育てています」と話します。

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作業小屋では、出荷のためにかぶを洗浄する機械を動かしていただきました。
ガソリンスタンドの洗車機のようにブラシが回転し、水のシャワーでピカピカに磨き上げられていきます。
千枚漬けのように薄くスライスしていただいた生の聖護院かぶは、かぶ独特のほのかな土の香りで、滑らかな食感とほのかに甘みを感じました。


千枚漬けももちろん美味しいのですが、JA京都 亀岡広域営農センター 待田 浩之(まちだ ひろゆき)さんのおすすめレシピは、「聖護院かぶのスープ」です。

材料は、聖護院かぶ1個、ベーコン2枚、水500㏄、コンソメ2個、塩、こしょう、パセリのみじん切り少々。

① 聖護院かぶの皮を厚めにむき、一口大に切る。
② 鍋に水とコンソメを入れてかぶを煮込み、柔らかくなったら荒熱をとりミキサーへ。
③ 鍋に戻し、ベーコンを入れて、塩コショウで味付けしたら出来上がり。

 

実際に作ってみましたが、とても簡単に本格的で美味しいスープができました。
今年は豊作で、例年よりも安く買うことができるとのこと。
聖護院かぶの出荷は、年明けの2月初旬頃まで続きます。

 

 

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