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2020年09月24日 (木)

連続テレビ小説 おちょやん ロケレポート(2)千代と主要キャストのみなさんの撮影の 様子を紹介

2020年度後期放送の連続テレビ小説第103作『おちょやん』は、女優の道を生き抜き、「大阪のお母さん」と呼ばれるようにまでなった、ひとりの女性の物語です。大阪の南河内の貧しい家に生まれた少女が、奉公に出ていた道頓堀で芝居のすばらしさに魅了され、女優の道を目指します。

 

◆魅力的・個性的なキャストの共演!

残暑厳しい9月上旬の京都。100年前の道頓堀が再現された撮影所のオープンセットで、17歳となった千代と、千代をとりまく主要キャストのみなさんが出演するシーンが撮影されました。

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道頓堀に奉公に出された千代を一人前のお茶子へと育て上げるのが、篠原涼子さん演じる芝居茶屋「岡安」の女将・岡田シズです。この日、初めてオープンセットに入った篠原さんは、薄紫色の着物で登場。精巧なオープンセットを見回すと「素敵!すごいセット!」と手を叩き、スタッフの仕事ぶりを称えます。篠原さんと杉咲さんが笑顔で言葉を交わす姿は微笑ましく、撮影現場は一層華やかな雰囲気に。そんな篠原さんも本番になると、威厳と気品を兼ね備えた女将に変身。千代に対して、厳しくも温かみのある佇まいで接します。

chiyoteruwo.jpg千代の父親・竹井テルヲを演じるのはトータス松本さん。二人の共演シーンでは、杉咲さん、松本さん共に表情は真剣そのもの。程よい緊張感の中、無事にシーンの撮影が終了すると、2人は達成感のある笑顔に。広報用の2ショットを撮影する際にも松本さんが笑顔で「あ!陽ぃ出てきた!」と声をあげると、杉咲さんが応えるように笑顔で「めっちゃ眩しい!」と一言。そんな何気ないやり取りの端々から、本当の父娘のような和やかな空気を感じ取ることができました。

chiyoippei.jpg千代ののちの伴侶となる天海一平役を演じるのは成田凌さん。幼少期から、父・天海天海(あまみてんかい)の劇団で役者として舞台に立ち、芝居茶屋「岡安」にも出入りする一平は、お茶子として働く千代とも顔なじみ。千代の成長と共に描かれることとなる一平との関係も目が離せません。これまでドラマや映画、CMで何度も共演してきた杉咲さんと成田さん。撮影の合間も笑顔で冗談を言い合う2人は、劇中でも抜群のコンビネーションを見せてくれることでしょう。

 

◆杉咲花さんコメント/キャストのみなさんと共演して

篠原さんのチャーミングなお人柄が、厳しくも愛のあるシズさんの中にそっと潜んでいるからこその温かさ、だめだめなお父ちゃんだけれど、それでも千代が手を差し伸べてしまう理由を現場に立って強く実感したのはトータスさんが演じられているからこそだと感じています。

そして一平とのシーンの時だけに感じられる安心感は、きっとこれまでに成田さんと数々の作品でご一緒させて頂いた今までの時間を含めて、お互いに培ってきたものが役ともリンクしているのではないかなと感じていて、出会うべくしてお互いにこの役と出会えたのではないか、と私は勝手に思ってしまっています。

素敵な共演者の皆様との時間を、これからも大切に過ごしていきたいと思います。

 

◆全長およそ80メートル!当時の道頓堀の町並みを緻密に表現

set1.jpg日本家屋と西洋建築が混在する大正時代の道頓堀のオープンセットを手がけたのは美術空間デザイナーの荒川淳彦さんと、連続テレビ小説『スカーレット』でも美術デザインを担当したNHK大阪の掛幸善によるタッグ。荒川さんは『あすなろ白書』や『ロングバケーション』、近年は『過保護のカホコ』『やすらぎの刻~道』などの民放の人気テレビドラマに加えて、舞台や映画のセットも手がける美術空間デザイナーとして活躍。現在は大阪芸術大学大学院で教授も務められています。

set2.jpgこの2人が、大正時代に道頓堀に実在した劇場をモチーフに、本編に登場する鶴亀座やえびす座といった芝居小屋をデザイン。さらに全長およそ80メートルにわたる道頓堀の通りに連なるカフェーや中国料理店、ウナギ屋、寿司屋、パン屋といった飲食店や、芝居茶屋、テーラー、写真館、時計店、雑貨を扱う店舗もデザインしています。

set3.jpgこれらのセットは、大正時代の道頓堀を撮影した写真や残されていた地図、当時発行されていた雑誌の挿絵などの資料をもとに作成。また荒川さん曰く「地面から立ち上がっているように建物を見せたい」というこだわりを実現するため、セットとして組まれた建物のそばには実際に側溝も掘られました。屋内のセットではできない“溝を掘る”という工程を加えたことで、オープンセットに絶妙なリアリティーが与えられています。