そらしが

2019年06月03日 (月)

ホタルと気象

2019年6月3日放送

滋賀の天気が丸わかり、「そらしが」です。気象予報士の石井さんです。
6月に入り、雨の季節もすぐそこまで来ています。梅雨が近づくにつれ、蒸し暑さが増します。そこで今回は、そんな快適とは言えない時期に、私達を楽しませてくれる「ホタル」についてです。闇夜に、小さな光を放っています。守山市で撮影された「ゲンジボタル」です。守山のホタルは古くから知られ、大正時代には皇室に献上されたこともありました。今回はホタルと気象の関係についてお話します。

■ホタルの出現
そのホタル、県内ではすでに飛び交っている所が多くなっています。そもそも「飛び始める時期」と「気温」は、大きく関係しています。ポイントになるのが、「春の気温」。ではホタルの一生を見ながら、説明します。ホタルの寿命はおよそ1年。7月に卵からかえって、そのあと幼虫はおよそ9ヶ月、水の中で過ごします。そして陸に上がってくるのが、翌年の4月ごろ。この前後の気温が、飛び始めが遅いか早いかの一つの決め手になります。4月は一時的に寒さの戻った日もありましたが、3月は急に気温が上がりましたね。ですので、例年より早く見られた所もあったかもしれません。そして成虫として生きられるのがおよそ10日。その土地でホタルが飛び始めてから1週間から2週間が見頃というわけです。

■よく見られるのは
ホタル、せっかく見に行くなら飛び交っている様子をみたいですよね。そんな気象条件、時間帯があるんです。まず天気は「曇り」の時。ホタルの光からすると、月明かりでも明るすぎるくらいなんです。そもそもホタルは、光ることでコミュニケーションをとったり、求愛したりしていると言われています。自分の光をより目立たせたい!わけです。ですので光が目立つ、曇り空を好むわけです。次に、「風が弱く、ムシムシ」する夜を好みます。小さな虫であるホタルにとって、強い風は大敵です。また夜の気温は20度前後が最適とされています。特に雨上がりの蒸し暑い時にたくさん飛ぶ傾向があります。最後に時間帯です。日が沈んでから1時間後くらい。「夜8時ごろから9時ごろ」によく飛ぶとされています。ではこれらの気象条件をもとに見ていきます。夜の天気を予想して、鑑賞のお勧めをマークで示したものです。この先1週間、夜は気温、湿度とも高い日が多くなりそうです。ホタルの盛んに飛ぶ条件としては良さそうです。ただ、5日の夜は晴れて、空気も乾燥しそうです。よって△。7日は雨が降って、降り方が強まる可能性があります。ですので×としました。

■まとめ
県内ではホタルの見られるスポットが多くあります。その中の一つ、守山市の守山市民運動公園。昨晩は100匹前後飛び、あと2,3日は見ごろが続くとのことです。また米原市の天の川では、ホタルが盛んに飛んでいるそうです。この先、1週間は見ごろが続くとのことです。ぜひ見に行ってはいかがでしょうか?。ただ、ホタルは非常にデリケートです。「大きな音」や「カメラのフラッシュ」などお気を付け下さい。ホタルを驚かさないよう、そっと見守ってください。以上、「そらしが」でした。

 


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滋賀や全国の天気、気象に関する話題を、気象予報士の石井元樹さんがわかりやすく解説!これを見れば滋賀の“そらもよう”が分かります。

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