そらしが

2019年05月27日 (月)

ことしの梅雨の傾向と対策

2019年5月27日放送

まもなく6月です。雨の季節です。近畿地方の梅雨入りは、「6月7日ごろ」です。一方、梅雨明けは「7月21日ごろ」です。およそ1か月半、雨の季節が続きます。雨の季節とは言いますが、どれくらい降るのか、改めて見てみます。6月から7月までの雨のシーズンの降水量の平年値をみます。彦根では、408点2ミリ。これは、1年間で彦根で降る雨の量の4分の1を超えています。そこで今回はことしの梅雨の見通しと、対策についてです。

まず見通しです。最新の3か月予想をもとに見ていきます。6月の降水量は、「平年並みか少ない」。7月の降水量は、「平年並みか多い」と予想されています。前半と後半で状況がかなり違うようです。そして。梅雨入りは「平年並み」。梅雨明けは「平年より遅く」なりそうです。きょうはどうしてこうなるのか、解説します。キーワードは「太平洋高気圧」です。

まず、梅雨のスッキリしない天気をもたらすのは「梅雨前線」です。この前線、夏の蒸し暑い空気をもつ南の「太平洋高気圧」と、冷たい空気をもつ北の「オホーツク海高気圧」の境目に出来る前線です。そしてことしは、この「太平洋高気圧」の北への張り出しが、例年より弱まるとみられています。

梅雨の期間の太平洋高気圧の位置です。点線が平年の位置。それに比べて、ことしは、いつもより南側に来そうです。すると6月。前線は、例年よりも近畿から離れた、南の海上に停滞しやすくなります。2つの高気圧の境目が南にずれるからです。県内では、前線の影響を受けにくくなりそうです。晴れる日が多くなる一方、曇りや雨の日が少なくなりそうです。渇水の恐れもあるので、農作物の管理などに注意が必要です。一方、7月を見ますと。例年ですと「太平洋高気圧」が北へぐんぐん張り出します。そして、梅雨前線が日本海に押し上げられます。しかし、ことしは北への張り出しが弱く、近畿付近に前線が停滞しやすくなりそうです。すると前線近くの活発な雨雲がかかりやすくなり、例年より大雨の日が多くなる恐れもあります。また梅雨明けの時期も、例年より遅れそうです。前半は渇水に注意。後半は大雨に注意。

ここからは梅雨の備えについてです。次の3点を是非、事前に行って下さい。まず危険な場所の確認です。大雨の際、ふだんの生活場所が危険かどうか、改めて確認して下さい。使うのがこちら。県の出している防災情報マップです。土砂災害が起きる恐れのある場所や、浸水被害の程度がまとめられています。避難所などの場所も示されています。こうしたものを参考に、いざというときに役立てて下さい。こういった防災情報はインターネットで見ることができます。また、「ハザードマップ」は各市町村でも配布されています。雨の季節に入る前に、一度ご確認下さい。

次に、防災用品の準備です。水や保存のきく食料品、懐中電灯、防災ラジオなどを準備しておくと良いと思います。リュックなどに入れて、いつでも持ち出せるようにしておきましょう。最後に梅雨の前に掃除をしてください。これも雨の対策の一つです。具体的な場所は「道路脇の側溝」や「雨どい」です。そこに枯れ草や土、葉っぱなどが詰まっていないか点検して下さい。大雨となった際、きちんと排水できます。ぜひ晴れた日にしておいてください。

まもなく6月。梅雨入りの時期です。備えを早めになさって下さい。以上、「そらしが」でした。

 


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