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井上拓哉さん「トランペットは、この先も続けていこうと思います。」

インタビュー

戦時下に入り、ついに福助にも召集令状が。出征前夜、みつえに一福、そして集まった道頓堀の人たちの前で、福助は一世一代の大舞台ともいえるトランペット演奏を披露しました。「ああ〜、終わったぁ〜」と緊張がとけて、いつもの笑顔が戻った収録後の井上 拓哉さんに、直撃インタビューしました!

 

みんなが僕だけを見るなかで、
トランペット演奏に極度の緊張!

 

いや〜、ホッとしてます。緊張感、えげつなかった(笑)。少人数やけどお客さんがいて、しかもそのお客さんたちは皆さん、役者さんという。千代(杉咲 花)ちゃんをはじめ、そうそうたる方々が僕だけを見ていると思ったら、始まる前からすっごい緊張しました。けど「よし!やったるぞ」っていう思いと、今まで練習してきたことを信じて届けたいという気持ちで頑張りました。僕、実は音符が読めないんです。舞台で少しギターを演奏したことはありますが、楽器はほとんど未経験。どこが「ド」でどこが「ミ」か、わからないまま、トランペット指導の先生に吹いてもらった映像をひたすら見て、聴いて、練習していました。みんなの前で吹いた『埴生の宿』もそうやって、指の順番を覚えて吹いたんです。トランペットを一番最初に触ったのは去年の4月で、それから毎日触るようにしているので愛着も湧いてきて、『おちょやん』が終わったら、そのトランペットを買い取ろうと思っているんです。もう、絶対に誰にも渡したくないっていう気持ちになっていますね(笑)。トランペットは、この先も続けていこうと思っています。福助という役を通して、自分の特技になりそうな武器を得られたのは、ありがたいことですね。

 

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みつえと一福のために
勇気を振り絞ったんだと思います

 

出征する福助になるために、去年のクリスマスイブに頭を丸めたんです。役をもらったときは、坊主になる話はなかったんです。ただ「戦争に行くかもしれない」と聞いたときに、「もしかしたら…、坊主?」とは思っていました。僕、ほんとに役のためならなんでもできるんで、坊主になることへの抵抗はなかったです。もしも役づくりに必要なら歯を抜くこともできると思います。この前、いしの(ようこ)さんから「坊主の方がいいよ」って言われたんです。「じゃあ、前はどうやったんやろ?」って思ったんですけどね(笑)。

 

みんなに見送られて出征するんですけど、福助は絶対に戦争になんて行きたくないと思ってます。戦争に行く勇気なんて、福助には絶対にないんです。ただ時代が時代なんで、みつえと一福のために勇気を振り絞って出征したんでしょうね。千代も言っていましたが、福助のことだから絶対に戦場でも逃げ回ってると思います(笑)。

 

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