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倉 悠貴さん #1「なにもしないことを目標に、ヨシヲを演じています」

インタビュー

千代が9歳のときに道頓堀へ奉公に出て以来、ずっと会えずに気がかりだった弟・ヨシヲが千代の前に現れました。大人になったヨシヲを演じるのは、役者デビューして2年目というフレッシュな倉 悠貴さん。千代にとって、たった1人の大事な弟を演じた思いを伺いました。

 

姉やんが好きな気持ちは
子どものころからずっと同じ

 

俳優の仕事をはじめて2年になりますが、「大変なことを率先してやっていかないといけない仕事だな」と思っています。1つの作品を撮り終えると感動するし、うれしいんですけど、見てもらうときは怖いです。僕自身、自分が出ている作品は怖くて見られないんですよね(笑)。

 

今回は、台本をいただいたときに「こんなにちゃんと出番が長くて、すごくいい役なんだ!」といううれしさがあり、あとは自分の役を先に子役が演じていることが初めてだったので新鮮でした。第1週、子役のヨシヲが出てくる映像を見ましたが、めっちゃかわいいですよね、「姉やん!」って呼ぶ小さいヨシヲ。見ながら役のことを考えたんですけど、ヨシヲは姉やんのことが大好きで、あのころは姉やんしかいないくらいの感じだったのがわかりました。だから、僕が演じる大人になったヨシヲも「姉やんのことが好き」という、共通の気持ちを持って役に挑みました。ヨシヲが姉やんに向かってバーッと恨み言を言っちゃうところも好きの裏返しなのかなって。「俺のこと、わかってくれへん」という悲しみというか。だけど「テルヲみたいな人にはなりたくない」というお父さんに対する気持ちは、本心に近いと思うんですよね。その思いで、ヨシヲはあんな風になっていったんだと思うんです。

 

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わざと悪ぶったことはしない

 

一平さんに水をかけられたシーン。自分では、どれくらいの出来栄えなのか、わかんないです。ただ、全体を通して何もしないことが目標だったので、それはできたかなと。事務所の先輩の成田 凌さんが「お前はなんもしなくていいから」、「表面的な悪いキャラじゃなく、やりたいようにやったらいいよ」って言ってくださってたんです。わざと悪ぶったような役作りをすることはないって僕も同じように思っていたから、変に役作りをせずに、普通に“ヨシヲ”として演じることにしています。その点は“姉やん”(杉咲 花さん)とふだんからコミュニケーションを取っていたので、すごくやりやすかったです。

 

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