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いしのようこさん「みつえには『ほんまに福助でよかったんか?』という気持ち(笑)」

インタビュー

反目しあっていた岡安の娘・みつえと、福富の息子・福助が結婚!母である菊は2人をどんな気持ちで見守っていたのでしょうか。菊を演じるいしのようこさんにお話を伺いました。

 

シズに個人的な恨みはないんだと思います

 

菊とシズはすごく仲が悪かったですが、その原因は親の世代のケンカをそのまま引き継いだだけなんですよね。だから、お互い好き嫌いを感じるほどの付き合いもしていないんじゃないかな。親同士の反目を受けて、親から「絶対あそこに負けたらあきまへんで」「あの子と遊んだらあきまへん」などと、さんざん言われて育ってきたんだと思います。シズに個人的な恨みがあるわけではなく、そういうものだと思って大人になってしまったんでしょうね。

 

岡安に大口のお客さんを紹介したのも、菊としては嫌みのつもりは一切ありません。シズがものすごいけんまくで文句を言いに来たときも、最初は「そない怒ることでもあらへんがな」と余裕をもって応じていましたが、早々に商売替えしたこととか痛い部分を突かれはじめると、こっちもブチッと切れてしまいました(笑)。

 

でも、最終的にシズに頭下げられて、福助とみつえの結婚を許しました。このときの菊のシズに対する気持ちは、「え?あんたそう思てたの?」という、急にはしごを外されたような思い。「シズがそない言うならしょうがない」と許したんだと思います。

 

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みつえは、あのシズの娘。信頼は厚いです

 

福助とみつえの結婚は、母としては「ありがとう」という気持ちです。2人が福富と岡安との橋渡しになってくれたわけですから。親の世代ができなかったことを、この2人がいとも簡単に成し遂げてくれたんです。

 

みつえに対しては、「この子(福助)で、ほんまによかったんか?」と(笑)。福助は、子どものまま大きくなってしまったような息子ですが、みつえはとてもしっかりしたお嫁さんなので、すごく信頼してると思います。なんといっても、あのシズの娘ですから。菊はこれまでのシズの働きぶりを、重箱の隅をつつくような目で見て、粗探しばかりしてきたと思うんです。でもシズは、それに負けないように岡安を切り盛りしてきた。そんなシズに育てられた娘ですから、菊のみつえへの信頼は厚いと思います。

 

でもね、祝言のとき、菊とシズはあまり目を合わせていないんです。2人の結婚によってこれまでの反目が急に切り替わってしまったから、照れて恥ずかしくて。お互いの顔を見てにっこりなんてできないっていう感じなんだと思います。

 

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