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六角精児さん「非常にアバンギャルドな役で、NHKも大胆だなと思いました(笑)」

インタビュー

これまで5作の連続テレビ小説に出演している六角精児さん。今回演じるのは、千代が女優として採用された鶴亀撮影所の所長・片金平八です。「こういう役はありそうでなかなかない」という六角さんに、お話を伺いました。

 

インパクトの強い役。自分の役回りとしては光栄です

 

片金所長は、非常に個性的でアバンギャルドな人です。上半身裸で正拳突きをしているシーンがあったり、今回の“朝ドラ”の最大のネック(!?)になるかもしれないシーンがあったり。果たしてこれでいいのか、NHKよくやったなという(笑)。私は「そんなことやっていいの?」と思っていたんですが、台本に書いてありますからね。NHKも大胆だなと思いました。インパクトだけを残して去るような役になるかもしれませんが、それはそれで自分の役回りとしては光栄だなと思っています。

 

片金所長にはちょっと変わったジンクスがありますが、私にもかつて“良いことがあったときに通った道と、同じ道を通る”というジンクスがありました。その道が工事中だったりすると、「なんで通れないんだ」って文句言ったりしていましたから。でも最近は、失敗してもいいから、違う道を選んで、新しい発見があるほうが楽しいんじゃないかという気持ちになっていまして。最近は“ジンクスというものを考えないようにしている”というジンクスがあります(笑)。

 

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“大阪文化の源流”を描いたドラマではないかと思います

 

片金は俳優がたくさん集まる撮影所の所長なので、お芝居に囲まれて過ごしているという意味では、私と同じにおいの中にいる人なのかもしれないです。でも、自分とはかけ離れている役のほうがやりやすかったりするんですよ。片金は客観視しやすいキャラクターなので、自分の引き出しにある片金役に使えそうなパーツをいくつか選びながら、違和感なく演じられたのではないかと思います。

 

『おちょやん』は大正から昭和にかけての、関西の芸能界の悲喜こもごもを描いた物語ですよね。私は、大阪の芝居作りには、“東京とは違うおもしろみのようなもの”が流れていると思っていて。日々の生活にある大変さや悲しさ、そのベースにある“おもしろみ”は、今も大阪の芝居に引き継がれている気がします。『おちょやん』はある意味、大阪文化の源流を描いたドラマなんじゃないかと思いますね。

 

 

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