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テルヲのいいわけ#03〜テルヲよ! どういうつもりでこんなこと、言っちゃうの?〜

テルヲのいいわけ

自分勝手で自由奔放、自分の都合で幼い千代を奉公へ出した千代の父親・竹井 テルヲ。“ひどい父親”とあきれてしまうテルヲですが、それなりに言い分もあるはず。そこでテルヲに代わって、トータス松本さんに言い訳をしていただきます。どんな言い訳が飛び出すのか!?

 

テルヲよ! どういうつもりでこんなこと、言っちゃうの?

 

第4週 #16

「今はな、ヨシヲと2人やねん。あいつもな、やっとこさ働き出しよってな、借金も片付いた。おまえの働き口も段取りしたさけ、また昔みたいに一緒に暮らそ」

 

完全にうそですね。めちゃくちゃうそなんですよ。もうなんにもなくなって千代しかいなくなってるのにね。

 

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「身売りでもなんでもさすさけ。奥の手ぇあんねん」

 

テルヲ、8年の間にすれたな〜(笑)。やっぱり8年の歳月が人をさらに変えたね。いきなり借金して、商売も失敗して栗子も出ていくし、一人ぼっちになってしまって、にっちもさっちも行かなくなって「おかしいな!?」って感じ。これでお金を増やせるって、ピュアな気持ちで博打(ばくち)をやってたんだと思うんですよ、幸せのために。アホですね(笑)。なんなんですかね? テルヲって(笑)。「身売りでもなんでもさすさけ」って言ったのは、スキンヘッドの借金取りに「わかってんのか!」って脅されて、気が小さいから言っただけなんでしょうね。「奥の手があんねん」って(笑)。

 

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#17

「ヨシヲな、体の具合、あんましようないねん」

 

こそくなうそをつくんですよ。「どこが悪いの?」って千代に聞かれたら「咳(せき)が止まらいでなぁ」って。大病ではない(笑)。ヨシヲのことをどれだけ千代がかわいがってるか分かってるから、そこにすがってるというか逆にそれしかないですよね。「わしには千代しかおらへんねん!」と言いながら、切り札はヨシヲみたいな。このセリフもどんなふうに言ったらいいか、迷ったんですよね。「咳が止まらいでな」って深刻に言うのも違うなと思って。

 

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「娘が親助けるって当たり前のこっちゃないけ」

 

昔の人は親が絶対っていうのもある。世の中ではお父さんが一番偉くて、子どもはお父さんのために身を削ってでも働く。そうそう!「おしん」もそうやったよね(笑)。このセリフは時代背景もありつつ、テルヲの開き直りもあると思うけど。

 

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#20

「............」
別の場所から遠ざかる千代をテルヲが見つめる。
悔しそうでもあり、ホッとしているようでもある。

 

このト書きはなかなか深い(笑)。これ分かります? この感じ。どういう気持ちになるんやろなと思いながら、まあ演じてみたんですけどね。「頼みの綱になる千代がいなくなる」という気持ちと「千代が助かった」という親の気持ちがハーフアンドハーフ(笑)。それがおかしいよね(笑)。テルヲらしいといえばテルヲらしい。「千代に逃げられた!」って騒ぎになって、どさくさにまぎれて自分も逃げて、橋のたもとから見てると(笑)。「悔しそう」は「千代にしてやられた」くらいの気持ちかな? 博打に負けたときの感じ。「ホッとしている」は「千代が逃げてよかった」って軽い感じなのかもね。ふつうは「あとはわしがなんとかするわ」って。千代が逃げてくれてまずよかったってそういう顔するものなんやけどね(笑)。

 

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トータス松本の言い分

今のテルヲに言いたいことは「ええか、テルヲ。地に足をつけろ! お前はフワフワ、フワフワここまできて、ほんま地に足がついてない!!」まずはこれを言いたいね(笑)。