高校野球

2020年08月12日 (水)

元プロの監督の教えを胸に挑んだ夏~鹿児島城西

高校野球交流試合、3日目の第2試合は初めての甲子園出場となる鹿児島城西が登場。選手たちは元プロ野球選手の監督の教えを胸に最後の夏に挑みました。

チームを率いるのは、ダイエーや西武などで活躍し首位打者や盗塁王に輝いた元プロ野球選手の佐々木 誠監督です。2018年1月に就任し「野球を好きになってほしい」と自主性を重んじる指導法で選手全員がフルスイングしてどの打順からも得点が狙える打線を目指してきました。「佐々木流」の指導でチームは去年秋の九州大会で準決勝まで勝ち進み、初めての甲子園への切符をつかみました。

sasakikantoku.jpeg【監督の教えを胸に】
佐々木監督の教えを胸に、黙々と練習してきた選手がいます。沖縄県出身の砂川 侑弥選手です。砂川選手は去年の夏、左すねの部分の皮膚の病気になり、1か月近く入院しました。退院後すぐ行われた秋の九州大会には調整が間に合わず、ベンチにも入ることができませんでした。それでも、憧れの甲子園で活躍することを目指してひたすら練習を重ねてきました。新型コロナウイルスの感染拡大の影響でチームでの練習ができない日々が続きましたが、砂川選手は遅れを取り戻そうと自粛期間も自主トレーニングに励み、背番号「11」を勝ち取って交流試合に挑みました。


【甲子園の1打席にかける】
第2試合、鹿児島城西は静岡の加藤学園と対戦。両チームとも甲子園初勝利を目指す試合、砂川選手はベンチから見守りました。試合は加藤学園に先制され、さらに終盤に追加点を奪われる苦しい展開となります。3点を追う9回、ワンアウト一塁の場面で、砂川選手が代打で出場しました。「監督から『いくぞ』と言われていて、1打席でしっかり自分のバッティングができるようにと心がけていました」と意気込んで打席に入った砂川選手。3球目をフルスイングした打球はレフトへのツーベースヒットとなり、相手のエラーも重なってチームは甲子園初得点をあげました。

sunagawasensyuruijou2.jpeg試合は1対3で敗れましたが、憧れの甲子園で1打数1安打、打率10割の成績を残した砂川選手は「やっぱり甲子園は楽しかったし 最後に打てて良かったです」と充実した表情で振り返りました。入学時から見守ってくれた監督の教えを胸に逆境の中でも必死に練習に取り組んだ砂川選手。憧れの舞台で、教わった通りの気持ちがこもったフルスイングを見せて最後の夏を終えました。

(甲子園取材班 持井俊哉記者)

 

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