高校野球

2020年08月11日 (火)

1年生にとっての交流試合~島根・平田高校

交流試合2日目の第2試合、島根の平田高校ではことし4月に入学したばかりの1年生が背番号「20」を背負ってベンチで試合を見守りました。今後も甲子園を目指していく1年生は、この夏だけの交流試合をどのように受け止めたのでしょうか。

【背番号20の1年生】

試合前の守備練習、ひときわ元気に、大きな声を出しながらノックを受けている選手がいました。平田の1年生内野手、三宅貴之選手です。

20200811H28536212-8548.jpg21世紀枠でセンバツに選ばれ春夏通じて初めて甲子園に出場するはずだった平田は3年生と2年生があわせて19人。交流試合ではいつもの甲子園より2人多い20人がベンチに入れるため、三宅選手は背番号「20」をもらって1年生でただ1人甲子園の土を踏めることになりました。三宅選手が3年生と練習ができたのは全体練習が再開した6月からのわずか2か月ですが、先輩たちは野球の技術や日々の過ごし方など多くのことを教えてくれ、センバツや夏の大会の中止にも決して弱音や愚痴をこぼすことはなかったそうです。「先輩方は、野球ができるだけでも有り難いとつねに僕たちに言い聞かせてくれました」と三宅選手は振り返ります。

【甲子園の経験を今後に】

中学まで地元のチームでキャプテンを務め、監督からも将来の中心選手と期待される三宅選手、この日、試合には出られませんでしたが、力投するエースや粘り強く後ろにつなごうとする打線にベンチから声を送りながら、甲子園で躍動する先輩たちの姿を目に焼きつけました。

20200811H28536213-8548.jpgチームは長崎の創成館高校に完封負けを喫しましたが、三宅選手は「交流試合の経験は1年生にとっても野球人生の糧になります。先輩方が見せてくれた姿勢やプレーを忘れず、新しいチームを自分がことばや行動で引っ張り、1年後、2年後、またこの場所に戻ってきます」と収穫を口にしました。試合後にこの話を聞いた時、三宅選手のユニフォームは甲子園の土で真っ黒でした。「出場しなかったのになぜ?」と聞くと「めちゃくちゃ緊張していたんで、それをほぐそうとシートノックから張り切ってしまいました」とはにかんでいました。来年以降、甲子園での大会が無事に開かれれば、今度はチームメートとともに試合でユニフォームを汚す三宅選手の姿が見られるかもしれません。

 

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