高校野球

2020年08月04日 (火)

今こそ届けたいエール~PL学園

今こそ届けたいエール~PL学園~

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甲子園でなじみ深い応援曲を紹介するとともに、次の舞台を目指す吹奏楽部の思いを伝える「今こそ届けたいエール」。3回目は、大阪のPL学園です。現在、野球部は休部中ですが、PL学園の吹奏楽部で、定期演奏会などで今も引き継がれている名曲があります。

 

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 【PL学園オリジナル曲 ウイニング】

 PL学園のオリジナル応援歌「ウイニング」。今から49年前に作られました。すり鉢状の甲子園球場をスペインの闘牛場に見立てて、ファンファーレが響く中、相手をしとめるというイメージで、当時の学校関係者が作りました。

甲子園では、チャンスで幾度となく演奏され、「演奏すれば得点が入る」ともうわさされました。「ウイニング」の後押しもあり、PL学園は甲子園で春夏合わせて7回の優勝を誇りました。

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【ウイニングの思い出】

吹奏楽部の顧問、高木元子さん。22年前の卒業生です。当時、吹奏楽部で、大太鼓などの打楽器を担当。「ウイニング」をアルプススタンドで演奏していました。

高木さんは「応援する人たちとかも『ウイニング』が流れると『おっ!キター』という感じになるのでやっぱり演奏しているほうもテンションが上がるので、特別な曲だと思います」と語ります。

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【思い出の試合 横浜戦】

甲子園でウイニングを演奏してきた高木さんにとって、一番印象に残っている試合が、平成10年夏の準々決勝です。怪物・松坂大輔投手を擁する横浜との戦いでした。

 「応援にものすごく力が入ったので、何回も『ウイニング』を演奏したというのが

 すごい印象に残っています」(高木さん)。

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試合は息詰まる接戦となりました。延長16回裏、1点を追いかけるPL学園の攻撃で「ウイニング」のメロディーが甲子園に響きわたりました。アルプスの応援に奮い立った選手たちは土壇場で同点に追いつく驚異の粘りをみせました。

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 最後は、延長17回に勝ち越されて、PL学園は敗れましたが、3時間半を超える熱闘は、後に語り継がれる名勝負となりました。

 

【甲子園で復活! ウイニング】

しかし、4年前の夏。PL学園の野球部は全国高校野球大阪大会を最後に休部。

甲子園からは平成21年の夏以降、遠ざかっています。

 そんな中、去年11月、甲子園球場に「ウイニング」の演奏が帰ってきました。

元高校球児たちが甲子園で戦う「マスターズ甲子園」にPL学園が出場したのです。

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スタンドには、高校野球ファンには懐かしいPL名物の「人文字」がありました。

そして、「ウイニング」の力強いメロディーも。

吹奏楽部の卒業生と現役部員たちが一緒に演奏して、桑田真澄さんらが率いる野球部のOBチームをもり立てました。

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甲子園球場で初めて演奏したという吹奏楽部の現役部員も喜びもひとしおでした。

「ぜひ私たちもという気持ちがすごく大きかったのでうれしかったです」(PL学園吹奏楽部 佐藤仁香部長・3年)

「応援ができる機会が巡ってくるとは思っていなかったので、すごく感激でした」。(上田るり 副部長・3年)。

 

【後輩に引き継がれる「ウイニング」】

いくつもの名場面とともに高校野球ファンの記憶に残る「ウイニング」。

 今も吹奏楽部の定期演奏会ではアンコール曲として披露され、高校野球の名門校としての誇りとともに、先輩から後輩たちへと引き継がれています。

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吹奏楽部の顧問の高木先生は「高校野球の応援に行けないのはさみしいですが、「ウイニング」はPL学園のオリジナル曲なので 後輩たちに末永く伝えていきたいです」と話していました。

(NHKニュースほっと関西担当 富田貴弘ディレクター)

 

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