高校野球

2019年08月22日 (木)

大会まとめ~投手の負担軽減は?~

 

令和最初となる夏の全国高校野球は、大阪の履正社高校の優勝で幕を閉じました。
ことしはピッチャーの負担軽減が議論を呼ぶ中、ピッチャーの継投や連投の回避など各チームの対策が目立つ大会になりました。

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ことしは夏の岩手大会の決勝で大船渡高校の佐々木朗希投手が「故障を防ぐため」という判断で

登板しなかったことが議論を呼ぶ中、夏の甲子園ではエースを連投させない采配がみられました。
準優勝した星稜は奥川恭伸投手が智弁和歌山高校との3回戦で延長14回を完投したあと、次の準々決勝には登板せず、ほかの2人のピッチャーの継投で勝ち上がりました。

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さらに大会の負担軽減策としてことしから決勝の前日に新たに休養日が設けられたこともあって

大会を通じて奥川投手が連投することはありませんでした。

去年は、準優勝した秋田の金足農業の吉田輝星投手が連投し、球数が881球にのぼったのに対し、
奥川投手の球数は512球と対照的でした。

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このほか、連戦を見すえて複数のピッチャーの継投で勝ち上がるチームも多く、岐阜の中京学院大中京高校は1回戦からすべて継投で準決勝まで進みました。

試合間隔が短くなる3回戦以降でみますと、完投したピッチャーの数はのべ5人にとどまり、

去年の半分以下になりました。

 また、3回戦以降では、先発投手の投球数は1試合あたり96球あまりで、去年よりおよそ5球少なくなるなど、ピッチャーの継投が進んだことがわかります。

sakaguchi.jpg(NHK高校野球解説 坂口裕之さん)


こうした背景についてNHK高校野球解説の坂口裕之さんは「バッティングのレベルが上がり、ピッチャーの体力の消耗が激しくなっていることから複数のピッチャーがいないと勝ち上がれなくなっている」と
指摘します。

今大会の通算ホームラン数は48本と、試合数が7試合多かった去年(51本)とほほ同じで、
パワー野球の傾向が続いていることがわかります。

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坂口さんは「今の金属バットは非常に精度が高く、ホームランやヒットが出やすいのが要因だと思う。
ピッチャーの負担を減らすには、球数制限や大会日程の緩和も必要だが、バットの規格変更などを
検討してもいいのではないか」と提言しています。

(甲子園取材班 今村亜由美記者)

 

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NHK甲子園 特設HP

 

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