高校野球

2019年08月21日 (水)

「令和」の球児事情~丸刈りは

 

「令和」となって初めて迎えた夏の全国高校野球。新しい時代の高校球児たちに、どんな変化があるのか。まずは伝統ともいえる「丸刈り」について調べてみました。

 

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【令和も丸刈り!?】
高校野球のイメージといえば、丸刈りです。平成の一時期、髪型を自由にする学校が増えたことがありますが、その後、再び丸刈りにするチームが増えてきているようです。短髪のスポーツ選手や芸能人が増え、「おしゃれ」というイメージが広まったことがその理由とも言われています。


それでは現状はどうなのか。NHK取材班は今大会の49代表校の野球部長などに聞き取り調査を行いました。

結果は丸刈りを指定している学校は21校、ルールに定めていなくても部員が自主的に丸刈りにしていると答えた学校が25校で、あわせて46校が「丸刈り」派でした。

 

理由としては「野球に集中できる」や「あえて変える必要はない」という意見が多く出ました。中には「選手の寮から理髪店までが遠い」というチームもありました。

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【丸刈りを辞めた学校も】
そんな中、「髪型は自由」と答えたのが旭川大高(北北海道)。また、花巻東(岩手)、秋田中央の2校は「丸刈り禁止」と回答しました。その理由は「生徒の自主性を育みたい」。

 

ことし4月から丸刈りを禁止した秋田中央の後藤弘康部長は「生徒自身で髪型は何が適切かを考えて行動して欲しいし、いつ散髪するのかを含めて自己管理が出来るようになって欲しくて丸刈りを禁止した」と話していました。

 

このほか、富島(宮崎)は「部員獲得のために」と、来年春からの髪型の自由化を決めたということです。このほかにも「今後、髪型の自由化を検討したい」と答えた学校もあって、令和の時代を迎えて、「脱丸刈り」が進むかもしれません。

 

【SNSはありか、なしか】
さらに今回、チーム内でのスマートフォンや携帯電話の所持についても聞き取りを行いました。

 

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スマホの所持を認めている学校は42校と多数を占めた一方、SNSの利用については、38校が制限付き。全面的に認めているのは11校にとどまりました。ほとんどのチームが「SNSの閲覧は認めるが、情報発信は禁止」などの条件を付けていて、その理由は「トラブル回避のため」、「部の情報漏えいを防ぐ」ということのようです。

 

しかし、情報交換のツールとして、SNSは抜群の力を発揮します。例えば、沖縄尚学の水谷留佳主将は、沖縄大会決勝で対戦した興南のエース・宮城大弥投手とSNSを通してつながり、甲子園で戦うときのアドバイスを送ってもらったそうです。

 

高野連の竹中雅彦事務局長は「ここ数年、いじめなどSNSに関連した不祥事案件の報告が増えている。それぞれの学校でルールを決めるなど適切に運用して欲しい」と話しています。今後、自主性と規律の折り合いをつけながら、選手たちがのびのびとプレーできる環境を作っていくことが求められています。

(甲子園取材班)

 

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NHK甲子園 特設HP

 

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