高校野球

2019年08月17日 (土)

奥川投手 延長、そしてタイブレーク

夏の全国高校野球、大会11日目の第2試合にはプロ注目、石川の星稜高校、奥川恭伸投手が先発。
延長に入ってからも150キロ超えを連発する内容で、14回、165球、23個の奪三振。
気迫あふれるピッチングでチームを準々決勝に導きました。

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「楽しみじゃない、怖い」


星稜が対戦した智弁和歌山高校は13日の2回戦で大会記録に並ぶ1イニングに3本の
ホームランを打つなど打線が好調。
奥川投手擁する星稜との対戦は大会屈指の好カードとなりました。

試合前、奥川投手は「誰との対戦が楽しみか」という記者の質問に対し、奥川投手は

「楽しみなんてありません。全員、怖いです。封じ込められないかもしれないので

 突き放されないように」と少し弱気な表情を見せていました。
しかし、マウンドではまったく、そんな素振りを見せませんでした。

3回には自己最速に並ぶ154キロのストレートなどで
圧巻の三者連続三振。
中盤以降はフォークなど変化球がさえわたり
9回までに毎回の17個の三振を奪います。

延長で150キロ台連発


試合は1対1のまま、延長へ。
奥川投手は延長に入っても150キロ台のストレートを連発します。
11回には智弁和歌山のキャプテン、黒川史陽選手に対して
2球目から152キロ、151キロ、154キロ、153キロと4球続けて
150キロを超えるストレートを投げました。
延長に入っても驚くほどの体力を見せましたが、
この回、右足がつるアクシデントに見舞われます。
それでも奥川投手は「絶対投げきりたいと思っていた」と
この後も投げ続けます。

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タイブレークで見せた気迫


12回にはキレのある変化球とストレートの組み立てで三者連続三振。

そして13回、今大会初めてのタイブレークを迎えます。

ノーアウト一塁二塁から始まるピンチにも
恐れることなくストレートを投げ込みました。

気迫あふれるピッチングにすごみが漂います。

そしてワンアウトから、2人のバッターを立て続けに
152キロの勢いのあるストレートで空振り三振を奪い、
ガッツポーズも見せました。

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ベンチでは首の後ろの部分を氷で冷やしながら、
14回のマウンド。
ツーアウト一塁三塁となった場面も
3番の西川晋太郎選手を150キロのストレートで
センターフライに打ち取り、

笑顔を見せてベンチに引き上げます。

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そして、その裏、星稜は福本陽生選手の
ホームランでサヨナラ勝ちし、
24年ぶりのベストエイト進出を決めました。

整列の時、先ほどまで笑顔のあった
奥川投手の目には、すでに涙があふれていました。
奥川投手は

「試合が決まったときは『やっと終わった』と思いました。

 智弁和歌山の選手たちから
 『日本一を取ってくれ』と言われ
 こみ上げてくるものがありました」と
涙の理由を語りました。

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14回、165球、23奪三振。
鬼気迫るピッチングを見せた奥川投手は
「気を引き締めて智弁和歌山の分まで
 絶対に勝ちたい」と18日の準々決勝、
宮城の仙台育英高校との対戦を見据えました。

【甲子園取材班:中村拓斗記者】

 

 

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