高校野球

2019年08月10日 (土)

重い病気を乗り越えた先に

 

憧れの「甲子園」に来られた。

でもその道のりは平たんではなかった。

 

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栃木の作新学院の松尾翼選手の話をしてみたい。

 

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野球を始めたのは小学校1年生のとき。

2つ上の兄がやっていたのがきっかけだった。

当時の将来の夢は「プロ野球選手」。

父の英夫さんと日が暮れるまで練習していた。

練習が終わったそばから「あしたも野球がしたい」と言いだす少年だった。

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「庭でティーバッティングを毎日100球のノルマを課しても、自分から進んで打ち込んでいたのを覚えています」。

 

英夫さんは懐かしそうにそう話す。

 

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中学3年生のときだった。

原因不明の頭痛のため、病院で検査をしてみると、診断結果は「脳動静脈奇形」。

10万人に1人が発病する病気だった。

母親の年江さんは「この子の将来はどうなるのだろう」と不安に押しつぶされそうになったと言う。

 

 

手術をして作新学院へ

病気の名前を聞いたときの松尾選手の反応は両親にとっても意外なものだった。

 

「手術はいつするの?すれば治るのでしょ?」

 

地元の作新学院で野球がやりたい。

作新学院で甲子園に出たい。

 

手術をすることに迷いはなかった。

 

予定より5時間長くかかった難しい手術は無事に成功。

高校は迷わず作新学院を選んだ。

 

甲子園へ

作新学院では2年生からベンチ入り。

3年生で、セカンドのレギュラーをつかんだ。

 

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松尾翼選手

去年の甲子園は初戦で敗れて、悔しい思いをした。

ことしは絶対に勝って校歌を歌いたい。

 

作新学院は大会6日目の11日、第1試合で福岡の筑陽学園との初戦に挑む。

重い病気を乗り越えてきた松尾選手ならきっと熱いプレーを見せてくれるはずだ。

【甲子園取材班:高橋 哉至記者】

 

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NHK甲子園 特設HP

 

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