高校野球

2019年08月09日 (金)

鳴門のエース西野 "逆境こそ笑え"

鳴門の西野知輝投手は154球の完投でチームを勝利に導きました。

出場49校で唯一、地方大会を1人で投げ抜いてきたエースは、「調子が悪かった」といいながら、

逆境を笑顔に変えてゆける強さを身につけていました。その理由とは。

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【甲子園で勝ちたい】
西野投手は2年生だった去年も背番号1で甲子園に出場し、1回戦の花咲徳栄(埼玉)戦に登板。序盤に4点の援護をもらっていたものの、8回と9回に3点ずつ失い、5対8で逆転負けしたのです。

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何としても甲子園で1勝したい。雪辱を誓い、練習に励みました。特に力を入れたのが、冬場の下半身強化です。山や砂浜で100メートルや300メートルなどの短い距離の走り込みをひたすら繰り返しました。そしてこの夏、徳島大会の5試合を1人で投げ抜き、2年連続で甲子園に乗り込みました。 

 

【逆境こそ笑え】
1年ぶりの甲子園のマウンド。しかし「調子が悪かった」と毎回ランナーを背負う苦しいピッチングとなります。特に6回や7回は体力的にもきつくなり、球数も増えていきました。

そこで思い出したのが、甲子園で勝ちたいという強い気持ち。そして“逆境こそ笑え”という森脇稔監督のことばです。徳島大会で使っていた帽子のつばに書いていたこのことばは、もう見なくても心にしっかり刻まれていました。

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どんなにランナーを背負っても「ホームに帰さなければいい」。1年前の夏とは違っていました。不思議と落ち着くことができました。得意の鋭く曲がるスライダーを低めに集め、連打は許しませんでした。監督のことば通り、笑顔で1つずつアウトを重ねていけました。

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【どれだけ投げても大丈夫】
走り込みで体力がつき、投球に余裕ができたという西野投手。154球を投げたあとも「球数は何とも思わない。自分はどれだけ投げても大丈夫」と白い歯をこぼしていました。始まったばかりの最後の甲子園。「目の前の試合にしっかり照準を合わせて、勝ちにつながる投球をしたい」と意気込み、次の試合に向けて新しい帽子には“逆境こそ笑え”と書き込むことにしています。【甲子園取材班:今村亜由美 記者】

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NHK甲子園 特設HP

 

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