ほっと関西ブログ

2023年01月27日 (金)

"思いやりのスポーツ"フレスコボールを体験 【森本万里奈】

1月24日(火)の「Hot Sports」では、ブラジル発祥のビーチスポーツ、フレスコボールを紹介しました。
寒い冬にビーチスポーツ?と思われる方も多いかもしれません。

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大阪市の人工ビーチで毎週末練習を行っているというフレスコボールのチームを取材しました。

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フレスコボールは2人1組で行うラケット競技です。
“南米の羽子板”とも呼ばれ、相手を打ち負かすのではなく、ペアで協力してラリーを続けます
そして、1回打つと1点、相手より速いボール「アタック」を打つと3点、ボールを落とすとマイナス1点。
というようにポイントを競います。

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「フレスコボールはひとことで言うと、思いやりのスポーツです」

教えてくださったのは、風味千賀子選手と宮山有紀選手“カザミヤペア”のおふたりです。
現在日本ランキング1位
本場ブラジルの大会に招待されるほどの実力なんです。

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使うボールはゴム製なんですが、触ると意外と硬い!
時速60キロ以上出ることもしばしばで、体に当たると痛そうです・・・。

このフレスコボール、競技人口は世界80か国以上約70万人
日本でも約5000人がいて、全国各地で大会が開催されています。

ペアどうしの距離が7メートルあることから、十分な距離をとってできるということで、新型コロナが流行するこの数年で楽しむ人が増えたそうです。

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宮山有紀選手
「身体接触がないけど心は通い合わせることができるのが競技のいいところだと思います。コロナでより広がったのかなというところはあります」

私も挑戦してみました!
シンプルに見えて、やってみるとラケットの芯になかなかボールを当たらず、砂浜なので足元の動きも難しい・・・。
走っているわけではないのに息があがりました。

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試合では制限時間5分で行うということで、風味選手と一緒に数を数えながらやってみました。
カザミヤペアは550回前後ラリーをするそうなのですが・・・
私は後半ヘトヘトになりながら198回のラリーをしました。
ラリー中は、ペアの風味選手が「ナイス!」と言ってくださるほかにも、見ているほかの選手からも「頑張れ!」、「いい感じです!」などとお声をかけていただいて、前向きな気持ちでプレーすることができました。
大会などでも所属チームに関係なく、みんながいろんな選手を応援するそうです。

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風味選手
「敵もコートの中にいないですし、いろんなメンバーを応援しあうという文化がフレスコボールのいいところだと思います」

自然と前向きなことばが飛び交いコミュニケーションがとれる“思いやりのスポーツ”
フレスコボールの魅力をたっぷり堪能しました。
取材にご協力してくださった関西フレスコボールGremio Ventoのみなさん、ありがとうございました!

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スポーツキャスター 森本 万里奈(もりもと まりな)



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