ほっと関西ブログ

2022年09月30日 (金)

陸上走り幅跳び 秦澄美鈴選手~変化を楽しみながら成長する~ 【森本万里奈】

大阪・八尾市出身で、陸上女子走り幅跳び秦澄美鈴選手にインタビューさせていただき、ほっと関西で特集しました!

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秦選手は、ことし、日本選手権で2年連続3回目の優勝を果たし、世界選手権にも初めて出場するなど大きく飛躍しました。

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秦澄美鈴選手
「今シーズンはある意味達成感もあり悔しさも残るシーズンでした。またひとつ自分を大きくしてくれる材料になったかなと思います」

陸上を始めたのは高校1年生のとき。もともとは走り幅跳びではなく、走り高跳びの選手だったそうです。

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秦澄美鈴選手
「走り高跳びで伸び悩み始めたころに気分転換で走り幅跳びも始めて、まだまだ伸びしろがあるし、何よりやっていて楽しかったので、走り幅跳びに絞りました」

所属先のコーチは、秦選手の幅跳びの跳躍を見たとき衝撃を受けたと言います。

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シバタ工業 坂井裕司専任コーチ
「背が高い、走り高跳びなのに足が速い、踏み切りがすごい。この子は幅跳びのダイヤモンドの原石やなと思ったのが最初です。」

走り幅跳びを本格的に始めてまだ4年ほど。坂井コーチは、秦選手のジャンプは助走、踏み切り、跳躍のすべてが教科書のように美しいとも評価します。

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私が秦選手を取材する中で感じたのは、“つねに変化を楽しんでいる”ということです。
髪型やネイルも頻繁に変えていますし、これまで走り高跳びだけでなく、短距離三段跳びにも取り組んできました。

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秦選手自信も、何か変化やひとくせ欲しいという気持ちがあるようです!
また、いろんな種目をやってきたからこそ、ずっと陸上を“楽しい”と思える状態が続き、ここまで続けてこられたとも話していました。

ことし初めて出場した世界選手権は予選敗退という悔しい結果でしたが、大きな刺激を受けた貴重な経験となりました。

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秦澄美鈴選手
「今回の大会で優勝したドイツのマライカ・ミハンボ選手の存在感というオーラというか・・・見ていると何をしていても格好よくて。その選手が“また会おうね”って言ってくれたんです。私みたいに予選敗退して何もできなかった選手も顔は覚えてるんやって、すごく感動しちゃって。この人と戦えるぐらいになりたいな、一緒に跳びたいなって思いました。」

いまの目標は2年後のパリオリンピックです。
参加標準になる見込みの記録にはあと20センチほどありますが、本人は前向きです。

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秦澄美鈴選手
「正直そこまで難しいとは感じていなくて、難しいと思った時点でもう難しくなる。いまのいい勢いのまま臨めたらいいかなと思います。世界での経験をたくさん積んだ状態でマライカ・ミハンボ選手と同じ舞台でしっかり活躍できるように頑張りたいなと思っています。」

秦選手は、特集を放送した直後に、岐阜市で行われた全日本実業団選手権に出場し、6m67cmのジャンプを見せてくれました!
大会新、そして自己ベスト更新です!!

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笑顔のすてきな秦澄美鈴選手。
この勢いのまま、2年後のパリオリンピックまで駆け抜けてください。応援しています!



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スポーツキャスター 森本 万里奈(もりもと まりな)



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