2021年12月08日 (水)
木のぬくもりにふれた大阪 河内長野 【當麻 陽香】
11月2日の「ええやん!この街」では、大阪・河内長野市をご紹介しました。
実は大阪、全国の都道府県の中でも最も森林面積が小さい地域なんです!!
その中でも河内長野市は面積の約7割が森林という自然にあふれた街でした。
街を歩くと
駅や道の駅などに木材が使用されていました。
木が使われていると、なんだかあたたかい感じがしますね。
河内長野市では江戸時代から林業が行われてきましたが、時代とともに担い手は減り、今では専業の林業家はわずか数人になりました。
その一人、この道56年の奥野壽一さん(75)を訪ねました。
奥野さんに、この地域で生産されるスギやヒノキの“おおさか河内材”の魅力を聞いてみると・・・
木目が細かく丈夫なところだと教えてくれました。
おもに建築資材として使われるそうです。
丈夫な木を育てるためには、あえて苗木を密に。
枝を張りにくくして時間をかけて成長させることで、年輪の幅が細くなり、密度の高い木になるといいます。
成長する見込みのない木を切り、良質な木だけを残していきます。
奥野さんは、ふるさとの街の景色である森林を次の世代につなげたいと、地元の子どもたちを対象に林業体験なども実施しています。
木を使うこと、切ることが木を育てることにつながる。
そう熱く話をしてくれました。
続いて向かったのは木工体験が楽しめる河内長野市立林業総合センター 木根館。
そこでは、林業の街ならではの作品に出会いました。
実は、これらは木をかんなで削ったときに出る“かんなくず”で作られています!!
発案したのは大石聖子さん。
10年前、木工体験に参加したとき、かんなくずの美しさにひかれて作品にしたそう。
かんなくずのことを思わず“かんなくずさん”と呼ぶ大石さん。
かんなくずを大切に思う気持ちとあふれる愛情が伝わってきました。
木の種類によって、色や木目が異なるのもポイントです!
美しさはもちろん、木の良い香りがするところにも感動しました!!
街の人たちと木のぬくもりを感じた河内長野市でした。
リポーター 當麻 陽香(とうま はるか)
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