あたたかい日も増えてきて、少しずつ春が近づいているのを感じますね。
３月３日に、１３日放送予定の「ウイークエンド関西」の取材でびわ湖に行ってきました。

びわ湖で思い出すのは、やはり２月２８日の「びわ湖毎日マラソン」。
鈴木健吾選手の優勝、日本新記録の樹立は最高のニュースでしたね！
感染防止のため、沿道での観戦自粛が呼びかけられていた今大会。
私は自宅のテレビで視聴していたのですが、「やったー！！！！」と、１人で叫んでしまいました。

びわ湖湖畔で行われる最後の大会（※今後は大阪マラソンと統合）に花を添えるすばらしい走りでしたし、何より、テレビの前で見ている私まで力をもらえる走りでした。

不安なニュースが飛び交う毎日ですが、ふと、こうした明るいニュースに触れると、すごくいい気分になりますね。
鈴木選手、おめでとうございます！

「ニュースほっと関西」では、びわ湖毎日マラソン前の１週間、これまで大会に携わってきた方々の思いを紹介してきました。
１９４６年から続いてきた歴史的な大会なだけに、選手やマラソン関係者だけでなく、地域の方も力を合わせてきた大会だったのだと改めて感じることができました。

３月３日に取材に行った際にお世話になったタクシー運転手の方が、「これまでは観光客にマラソンコースを案内してきたのに･･･徐々にマラソンがあったことも忘れ去られてしまったら、地元は悲しいわ」と話していました。

びわ湖の景色を背景にしたマラソンを見ることができなくなるのは非常に寂しいですが、今回の記録だけではなく紡いできた歴史を忘れないように、私も胸に刻んでいきたいと思います。

スポーツキャスター　山本 賀保子（やまもと かほこ）

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