2020年12月14日 (月)
ミナミで古くから愛される純喫茶 【櫻井有里沙】
難波駅を出発して街の自慢探しを行った「ええやん!この街」では、法善寺前本通り商店街にある昭和26年創業の喫茶店にお邪魔しました。
外観から、昭和レトロなええ味が出ています。
扉を開けたら、コーヒーの深い香りとにっこりスマイルのご主人が出迎えてくれました。
創業以来変わらないマイルドなコーヒーがこの店の定番。
創業当時は、濃いコーヒーが全盛だった中、初代店主が、酸味と苦みのバランスがよいコーヒーにこだわってブレンドしたそうです。
分厚い鉄板でじっくりと焼いた、しっとりもちもちなフレンチトーストも絶品。
手作りのガトーショコラも濃厚でたまらないおいしさ・・・。
純喫茶でありながら、写真に映えるスイーツも並ぶこちらの店は、昔ながらの常連さんはもちろん、写真を撮って楽しみたい若者にも人気のスポットです。
ご夫婦で仲よく支え合っている様子が、とてもほほえましいのも魅力的。
マスターの話はおもしろくて、温かくて、体の毒がすっと抜ける感覚になりました。
常連の方が、ここに来ると時間を忘れてゆっくりできると言っていた意味がよくわかりました。
都会の真ん中にひっそりと残る、街のみなさんのオアシスなような場所を見つけることができました。
リポーター 櫻井 有里沙(さくらい ありさ)
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