2023年11月06日 (月)
【ココホレ!関西】柿のまち、五條で柿をがぶり!
週末にやってみたら面白そうなことをぶっつけ本番で体験!ディープに深掘りする「ココホレ!関西」。今回のお題は「柿のまち、五條で柿をがぶり!!!」。
今回訪れた奈良県五條市は、日本一の柿のまち。
自治体ごとの産出額は5年以上トップを走っています!
一緒に「ココホレ」してくれたのは・・・
柿のことならなんでも聞いて♥という濱崎さんと一緒に、まず向かったのは…?
甘くてジューシー 柿狩りで秋の実りを体感!
収穫中の柿畑!ちょうど色づいた柿の収穫を行っていました。
柿狩りを体験し、食べようと思ったら…なんと!この柿はそのまま食べられない「渋柿」だったんです!
実は、スーパーなどで売られている柿の半分は取ってすぐに食べることのできない「渋柿」なんです。
渋を抜くにはアルコールを「柿のへた」にかけて4~5日密封するのが一番お手軽!ほかにも炭酸ガスで密封するなど、さまざまな方法があります。
市場に出回らない貴重な〝完熟柿〟もありました!!
秋の恵みを満喫できました。
柿をよりおいしく!産地ならではの加工技術
柿農園の近くには、大きさや色などを選別した選果場があります。
その横には、規格に合わない柿を1キロ100円からお得に買える直売所が!
濱崎さんに甘い実を選ぶコツを教えてもらいました!
ひび割れたような傷は、ここから軟らかくなっていくので日持ちはしませんが、甘くておいしく、
栄養がたくさん入っている証拠なのだそうです。
私もおこづかいで4キロ、買っちゃいました!!!
この規格に合わない柿は、加工にも使われています。
柿は熱を加えると「渋み」が戻ってきてしまう性質があるため、加工することが難しいのですが、
五條市のある企業ではその難問を克服!
いまでも、おいしさを追求するための研究をしています。
「渋み」も可能性が無限大!?
その企業は、こんな物も作っていました!
これは、柿の「渋み」のみを抽出したもの。
「渋み」のもとである“タンニン”はポリフェノールがぶどうのおよそ5倍含まれていて、石けんや化粧品など、さまざまな製品の開発が進められているんだとか。
そんな“タンニン”を調味料として活用しようとしている人もいました。
ミシュランガイドでも評価された和食店でいただいたのは・・・
鯛を油でさっとくぐらせ、柿のジュレを乗せた一品。
さらに、ここに“タンニン”を振りかけると、味の輪郭がはっきりするんだとか!
〝柿博士〟濱崎貞弘さん 普通の味じゃないものが加わることで、味全体が複雑になりそれぞれの味が引き立つのではないか |
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柿にはまだまだ無限の可能性がありそうです!
ことしの秋は柿を存分に楽しんでみてはいかがでしょうか?