歴史秘話ヒストリア

2020年05月14日 (木)

歴史秘話ヒストリア「正倉院宝物 守られた奇跡の輝き」

syousouin1.jpg日本の宝箱、正倉院宝物。細部まで端正に作りこまれた芸術品の数々を、ご堪能いただけましたでしょうか。現代でも追いつくことの難しい技術が、1000年以上も前に生まれていたという文化の奥深さや人々が培っていた表現の豊かさに触れ、私も心が熱くなりました。

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今回の番組を制作した矢崎伸治ディレクターは、取材をした正倉院宝物の中でも、特に「螺鈿紫檀五絃琵琶(らでんしたんのごげんびわ)」が印象に残っているといいます。教科書にも載っている写真でお馴染みの琵琶。表だけでなく、裏面を埋め尽くすような花の螺鈿の輝きは、まるで模様が浮き上がってくるような立体感があったといいます。1300年間の積み重ねた年月なのか…撮影した宝物には、それはそれは特別な存在感があったと話していました。

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5枚に割れてしまった正倉院宝物「平螺鈿背八角鏡(へいらでんはいはっかくきょう)」。時代を超えて修復のバトンが繋がれた物語に、とても心ひかれました。いつか技術的に修理が可能になる時代にと、代々宝物が託されていき、その思いを受け取った職人が、最先端の技術をもって修理に臨む。時代時代の人々の想いはいかばかりかと想像します。そして、正倉院宝物が、令和の時代まで受け継がれてきた奇跡。実物を見る機会が限られる中、今回8Kで収録した映像も、今の宝物の輝きを未来に託す、一つの形としてあり続けることを願います。

■ コメント(1)
  • おきみ

    2020年05月15日 11時59分

    故郷の奈良にはなかなか帰れませんが、
    東京国立博物館でそれが見られるとワクワクして出向いた気持ちが再び甦りました。
    とても美しい宝物たち。癒されました。
    これまでも、今も、これからも守ってくださる方々に
    感謝です。
    あ~、奈良に帰りたい(笑)