歴史秘話ヒストリア

2019年11月21日 (木)

そして"能"は生まれた 世阿弥 時代を超える戦略

●世阿弥の残した、能と向き合う姿勢や物事を普遍的に捉えた言葉。それは、宇宙飛行士の野口聡一さんや通販会社元社長の髙田明さんをはじめ、現代の私たちにも響く言葉につながっていました。再現VTRでは、宝生流能楽師の辰巳和磨さんに「世阿弥」を、そして、辰巳満次郎さんには父「観阿弥」を演じていただき、能の舞だけでなく、親子関係まで再現。さらに、観世宗家の観世清和さんには、世阿弥直筆の「風姿花伝」のご紹介までいただきました。エンディングでご紹介した、清和さんの息子さん・観世三郎太さん20歳の言葉。芸を受け継ぐことについて「自分から継承するというよりも、周りから認められるようになる。日々日々積み重ねていくということが大切だと思っています。」という真摯な言葉に、世阿弥の思想が生きたものとして受け継がれている姿を見た思いがしました。

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●今回の番組を担当したのは、木下千種ディレクター。実は、木下ディレクターは、華麗なるファミリーヒストリーの持ち主…‼日本初の物理学の教授で東京大学の総長を務めた「山川健次郎」をはじめ、東京都知事を務めた「東龍太郎」などなど。なるほど。いつもお洒落な眼鏡をキリリと着こなした上品な佇まいは、そこに由来していたのですね!わたくし密かに憧れの視線を送っておりました…☆彡

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●東龍太郎は、大河ドラマ「いだてん」で俳優の松重豊さんが演じていることで、ご存知の方も多いのではないでしょうか。東京オリンピックの招致・運営に携わった、当時の東京都知事でIOC委員でした。つい先週放送の「いだてん紀行第43回」でも人となりが紹介されたばかりの、今注目の人物!木下ディレクターの曽祖父にあたるそうです。山川健次郎の娘で、東龍太郎の妻にあたる照子さんが書かれたという本で、ご家族の写真を見せてもらいました。どことなくお二人とも木下ディレクターに似ているような…( ^ω^)「いだてん」HPの『IDATEN倶楽部』では、東龍太郎さんの素顔が紹介されています。こちらもあわせてご覧ください⇒ https://www.nhk.or.jp/idaten/r/club/history/006/

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●♪お着物秘話♪今回は、帯の柄にご注目ください。流れる水を表現した中にも、ぐるぐるとした文様が。これは、観世家にゆかりのある「観世水(かんぜみず)」と呼ばれる、渦を巻いた水の文様です。能舞台にも描かれている松をあしらった渋い色目の着物に映えますね。能の静謐な世界感をお伝えする後押しをいただきました。実は、プライベートでも能を見に行くのが好きな私。関西に来てからは、興福寺の薪御能(残念ながら、雨で室内でしたが…)や、局にほど近い大槻能楽堂に伺いました。いつかお着物を着て風姿花伝を携えて、能鑑賞にいきたいな~。

 

 

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