歴史秘話ヒストリア

2019年10月09日 (水)

駿府城大発掘! 家康vs.秀吉 知られざる攻防

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お城は動かぬ証拠。発掘された遺物が史実を語り始める面白さがありました。駿府城を軸にして豊臣秀吉と徳川家康の動きをたどると、今までとは違った彼らの思惑が明らかになり、戦場で繰り広げられる戦いだけでない攻防が見えたように思います。駿府城跡の発掘現場からは、去年10月、天守台の下に、さらに別の天守台が発見されました。つくられた当時、日本で一番の大きさを誇ったといいます。そして、秀吉が築いた城のトレードマークとも言える金箔瓦が、330点も出土。瓦を掘り当て、金箔の輝きを目にした発掘担当者の方の興奮を思うと、私もワクワクいたしました!

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駿府城を取り合い、自分の威厳を表すものとして工夫を惜しまなかった秀吉と家康。お城が、いかに武将にとって矜持をかけたものなのかということを実感します。拠点としての機能はもちろんですが、きっと自分の存在そのものだったのでしょう。だとすると、1590年の小田原攻めの際に、秀吉に駿府城を明け渡し、帰ることも許されず、関東に赴くことになった家康の胸中を思うと、その悔しさに、私もひりひりするような思いがしました。

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ちょっとお着物秘話♪ 今回の着物は、左右で柄が違いました。実は、着物でも秀吉と家康の対決を表現していました。左身ごろは、黄色の無地。斜めから見ると、金色に光ります。こちらは、秀吉の黄金の瓦をイメージしました。そして、右身ごろの柄には、葵の葉。そう、徳川家の家紋です。さらに、この着物、二枚の着物を重ねて着ていたんです!衣装担当の横山さんが、「僕も初めて挑戦します…」と言いながら、手早く着付けてくださいました。着付け後、後ろを振り返ってびっくり。余分な半身はすっきりと後ろに収められているではありませんか!すばらしい技でした~。普段はなかなかしない着こなしですが、テーマに合わせて着物も楽しんでいただけたらうれしいです。

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駿府城跡天守台の発掘現場は、調査の様子を間近でみることができるそうです!静岡駅から歩いて15分ほど。調査は、来年の2月までを予定されているそうです。日々、掘り出して姿を変えていく現場の様子を見るのは、私も大好きな瞬間です。静岡市のホームページなどでは、発掘調査速報などの情報が随時発信されています。みなさんも一目、歴史が目の前に現れる現場を訪れてはいかがでしょうか。

 

歴史秘話ヒストリア@NHKオンデマンド 

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