えりの気象日記

2020年10月06日 (火)

台風と前線 7日から雨続く

日本の南に停滞する台風14号は、あさって8日木曜日にかけて西寄りに進んだあと、進路を東に変える見込みです。4日、5日先の予報円はかなり大きく、進路は定まっていません。予報円は台風の中心が入る確率70%の範囲です。このため日本海に進む可能性もあれば、近畿地方にかなり近いところを進む可能性もあります。この台風の特徴は速度が上がらず、比較的速度が遅いことです。

eri2020100601.jpg本来のこの時期であれば、上空の強い西風=偏西風に乗って、日本付近でスピードを上げていきます。ところが、今は本来のこの時期に比べて、北を流れているため、台風は偏西風に乗ることができず、速度がそれほど上がらないんです。

eri2020100602.jpg台風の北には前線が停滞しています。台風と前線によって、雨が長引きそうです。

eri2020100603.jpgあす7日水曜日は午前中は晴れそうですが、午後は次第に天気が崩れそうです。9日金曜日ごろにかけて前線の影響で雨が続いたあと、10日土曜日、11日日曜日は台風の影響を受けて雨が降る見込みです。雨が長引き、雨の量が多くなるおそれがあります。あす7日水曜日の午前中のうちに、側溝の掃除をするなどしておいたほうがよさそうです。

eri2020100604.jpg※予報は6日午後7時現在のものです



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気象予報士 坂下 恵理(さかした えり)
 


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