えりの気象日記

2020年08月21日 (金)

土日暑さは落ち着く

大阪は今月14日からきょう21日まで8日連続で35度以上の猛暑日となりました。21日は38.6度まで上がり、ことし一番の暑さとなりました。38.6度は、大阪では観測史上2番目に高い気温です。あす22日はまだ36度の予想で、猛暑日の連続日数は増えることになりそうですが、あさって23日は、最高気温が35度を超えない見込みです。この週末で、ようやく極端な暑さは落ち着きそうです。

eri2020082101.jpgきょうも西日本から北日本にかけて、太平洋高気圧の圏内でした。この太平洋高気圧が、これまで猛烈な暑さをもたらしてきました。

eri2020082102.jpgところが、週末はようやく太平洋高気圧の勢力が弱まりそうです。このため、暑さは一段落となりそうです。

eri2020082103.jpg太平洋高気圧によって温度が上がったのは、地上だけではありません。海面もです。こちらは、きのう20日の海面温度を、30度以上の範囲に区切ったものです。日本近海まで30度以上あります。海面温度が高いと心配になるのが台風の発生、発達です。

eri2020082104.jpg21日にフィリピン付近で台風の卵=熱帯低気圧が発生しました。今はまだ台風への発達は予想されていませんが、海面温度を考えると、今後台風に発達してもおかしくない状況です。

eri2020082105.jpgこの土日は、近畿南部を中心に雨が降る見込みです。雨の量が多くなるおそれがあります。来週の予報は今のところ傘マークはありませんが、熱帯低気圧の発達の程度、進路しだいでは、来週の近畿地方の天気に影響するおそれがあります。

eri2020082106.jpg※予報は21日午後7時現在のものです



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気象予報士 坂下 恵理(さかした えり)
 


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