えりの気象日記

2020年07月08日 (水)

9日も 局地的に激しい雨のおそれ

きょう8日の明け方ごろ、大きな雨音で目覚めた方も多いのではないでしょうか。近畿地方に活発な雨雲がかかり、局地的に非常に激しい雨が降りました。

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こちらは当時の風の様子を示した図です。四国から兵庫県にかけて風が合流しているところがあります。ここで風がぶつかることによって、雨雲が発達しました。その合流地点が近畿地方を通過しましたが、予想よりも南を通っていったため、より広い範囲に活発な雨雲がかかり、雨が強まったわけです。

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あす9日に日付が変わったあと、再び近畿南部を中心に活発な雨雲がかかり、局地的に激しい雨の降るおそれがあります。

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こちらはあす午後3時の予想です。近畿南部だけではなく、近畿地方の広い範囲で雨となる見込みです。すでにこれまでの雨で地盤が緩んでいるところもあり、きょうは土砂崩れが起きた場所も見られました。あすの再びの雨で、土砂災害が発生する危険性もあります。

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あすの夕方にかけて降る雨の量は、多いところで、近畿南部で200ミリ、中部で180ミリ、北部では60ミリの予想です。また、あす夕方からあさって10日の夕方にかけて降る雨の量は、多いところで、50ミリから100ミリと予想されています。引き続き、土砂災害に警戒してください。

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※予報は8日午後7時現在のものです


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気象予報士 坂下 恵理(さかした えり)
 


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