2020年03月18日 (水)
19日午後天気崩れ 念のため折りたたみ傘
日本付近に2つの低気圧が近づいてきます。このため、あす19日は午前中は晴れますが、午後は天気が崩れる見込みです。
まず近づいてくるのは、日本の南の海上を進む低気圧です。近畿南部を中心に雨雲がかかって、昼前後から夕方にかけて雨が降るでしょう。夜にはこの雨雲は近畿地方から抜けていきます。
あすの夜以降は日本海を進む低気圧の影響を受けて、近畿北部で雨が降りそうです。
あすも日中気温が上がりますが、その分、一日の気温差が大きくなります。特にこの先、変化が大きいのが豊岡です。気温差が20度近くになる日もありそうです。体調を崩さないようにお気をつけください。
この地図は、ことしの春一番の観測状況です。ピンクの部分はすでに春一番が観測されたところ、緑の部分はまだ観測されていないところです。ちなみに北海道や東北などでは、そもそも気象台による観測が行われていません。近畿地方ではまだ観測されていませんが、観測の可能性があるのは実は、あすまでなんです。
こちらは近畿地方の春一番の基準です。まずは「日本海に低気圧が進んでくる」こと。その低気圧によって、風が強まり、「南よりの最大風速8メートル以上の風が吹く」こと。さらに南よりの強い風によって、気温が上がり、「最高気温が平年または前日以上になる」こと。そして、期間にも基準があります。その期間は立春から春分までで、つまり春分までに観測されないと春一番にならないんです。このため観測されない年もあります。春分の日はあさって20日です。あす、日本海に低気圧が近づいてきます。気温は上がり、クリアできそうなので、あとは風がどの程度強まるか次第になりそうです。
※予報は18日午後7時現在のものです
気象予報士 坂下 恵理(さかした えり)