2019年12月03日 (火)
近畿各地で寒さ続く見込み
おととい1日、大阪管区気象台から、初霜が観測されたと発表がありました。平年と比べて4日早い観測となりました。また、大阪だけではなく、奈良や彦根、京都でも、初霜が観測されました。それでは、霜の観測についてのクイズです。この4枚の写真に写ったもののうち、大阪管区気象台が霜の観測に使っているものが1つあります。どれでしょうか。正解は、ブログの最後をご覧ください。
きょう3日は寒気が南下し近畿地方に流れ込んできました。この寒気の影響を受けて、近畿北部の山沿いでは雪やみぞれが降り、平地は雨が降ったりやんだりでした。近畿中部や南部では晴れ間は見られましたが、各地で日中もあまり気温が上がりませんでした。
日中の最高気温は、10度に届かなかったところもありました。豊岡は8度台、舞鶴は9度台でした。その豊岡や舞鶴に加え、神戸、京都でも、今シーズンで最も気温が上がらない日となり、寒くなりました。
あす4日の天気の移り変わりです。豊岡や舞鶴など近畿北部の平地は、きょうと同様、雨が降ったりやんだりでしょう。北部の山沿いでは雪が降りそうです。そのほかは晴れ間の見られるところが多くなりそうですが、大津や京都は雨がぱらつくかもしれません。
そして、寒さはあすも続きます。日中の気温は、上がっても15度に届かないでしょう。豊岡、大津は10度の予想です。あすも防寒対策をしておでかけください。
さて、最初の問題の答えです。大阪管区気象台が霜の観測に使っているのは、赤い丸をつけた右下のものでした。こちらの板状のものは霜の観測機器というわけではなく、霜が見やすいように黒いものを使っているだけなんだそうです。黒いタイヤを使って観測しているという気象台もあるそうです。そのほかは雨や雪が降ってきたことを観測する「感雨計」(左上)、雨の量を測る「雨量計」(右上)、「温度計湿度計」(左下)でした。今週は平野部でも霜がみられる日が多くなりそうです。
※予報は3日午後7時現在のものです
気象予報士 坂下 恵理(さかした えり)