えりの気象日記

2019年11月14日 (木)

15日は一日寒さ続く

きょう14日午後5時の雲の様子です。注目してほしいのは日本海です。筋状の雲がびっしりと広がっています。この雲は大陸からの寒気の吹き出しが強まると現れます。

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上空の寒気が流れ込んでくると、寒気に比べて、日本海は暖かいため、海面付近と上空との間で、温度の差が大きくなります。大気の状態が不安定になるんです。

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温度差を解消するため、冷たい空気は下に下りようとして、暖かい空気は上に上がろうとします。その暖かい空気が上に上がろうとするところには、雲が発生しますが、冷たい空気が下に下りようとするところには、雲はできません。そこで、雲ができるところ、できないところが交互になり、雲が筋状になるんです。寒気が強いほど筋状の雲は広がり、時には日本海だけではなく、太平洋側にも流れ出します。

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寒気によって、あす15日の朝にかけて冷え込みます。大阪でもあすの朝は10度を下回りそうです。日中の気温の上がり方も鈍く、上がっても20度は超えない見込みです。一日寒さが続くでしょう。

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ただ、寒さは一時的です。あすは寒気が居座りますが、あさって16日には次第にぬけて、17日の日曜日には暖かい空気が流れ込んできます。日に日に気温が上がるようになります。

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※予報は14日午後7時現在のものです



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気象予報士 坂下 恵理(さかした えり)
 


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