えりの気象日記

2019年10月30日 (水)

一日の寒暖差大きく 服装で調節を

きょう30日午前8時半ごろの画像です。画面中央の赤く囲っているのは大阪城。

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その少し前の午前7時45分。一面、真っ白で、大阪城はまったく見えません。朝は各地で、雨が降ったあとに冷え込んだため、霧が発生しました。

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ちなみに、「雲」と「霧」と「雲海」の違いって分かりますか?どれも水蒸気が冷えてできたものに変わりはありませんが、自分がいる場所から見て、どこにあるかで呼び名が変わります。空に浮かんでいれば、雲。山に登ったときなど、自分が中に入ってしまったら霧。そして、山頂などから見下ろして広がっていれば雲海です。

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もうすぐ11月。10月最終日の31日朝もひんやりしそうです。各地で、最低気温が10度ほどまで下がりそう。朝のおでかけのときは上着が欲しく感じるでしょう。一方、日中は気温が上がり、20度を超えて、上着はいらないくらいになりそうです。

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一日の気温差が大きくなるのは、晴れた夜に地表の熱を奪う放射冷却が強まるからです。朝は寒くても、日中は日ざしの後押しでぐんぐん気温が上がります。

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衛星画像です。左はきのう29日、右はきょう30日のもの。きのうの朝鮮半島付近に注目すると、少し茶色っぽいの分かりますか?黄砂です。日本列島にも飛んできて、近畿も大阪、神戸、奈良、和歌山で観測されました。10月の黄砂は珍しいものですが、あすも飛来する可能性があります。

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※予報は30日午後7時現在のものです



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気象予報士 坂下 恵理(さかした えり)
 


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